【書評・要約】ハック大学式 最強の仕事術 市場価値爆上がり
凡人にとって「学習」は天才に打ち勝つための第一歩目を踏み出すこと
みなさんこんにちは
セルスタのけいです
本日はハック大学式 最強の仕事術を書評・要約していきます。
本書はアラカルト形式で、どこから読んでも内容が把握できるようになっており、その日から即使えるハック術が盛りだくさんで、大変読みやすい仕上がりとなっています。
こんな方におすすめ
論理的思考を身につけたい
仕事で成功したい
学ぶモチベーションを高めたい
学び続けることで、逆転できるノウハウが満載で、あなたの市場価値を必ず高めてくれます。
この記事はYouTubeで詳しく解説しています。
それではまいりましょう。
第1章「目的」を達成しなければ評価はされない
✖コツコツと業務を積み上げることを重視しない
〇作業の継続ではなく仮説検証の継続を重視する
どちらも重要に思えますが、著者は2つめの「作業の継続ではなく仮説検証の継続を重視する」を推奨しています。
たとえば、 「私は毎日本を20冊読んでいるんだ!」とか「英会話スクールに毎日行っているんだ!」と言った、どや顔努力自慢を聞くことはありませんか?
結論から言うと、このような宣言は無意味だと割り切りましょう。
というのも、こういった「どや顔努力自慢」はプロセスを評価しているにすぎないからです。
本来評価されるべきなのは「結果」です。
「プロセス」が大事という幻想は一度捨ててしまいましょう。
もちろんゴールに向かって地道にコツコツ積み上げることは素敵ですが
このプロセスを過大評価すると、物事の本質を見失ってしまいます。
プロセス重視のデメリット1つ目
努力の方向性が間違っていた場合に、その間違いに気づきにくくなるという点。
たとえば「健康的な身体を手に入れたい」という目標に対し、筋トレを毎日やったとします。
不幸なことに、毎日頑張って続けていた筋トレのやり方が、間違えていたという論文が発表されました。
ここでプロセス重視の考え方なら、「毎日筋トレさえしていればOK」という考えなので
この情報が自分には入ってこないでしょう。
なぜなら、そもそもそういった情報を探す意識がないからです。
プロセス重視のデメリットの2つ目は
プロセス重視とは、言い換えると「作業が目的化している状態」であることを意味する。
作業にはそれぞれの目的があり、目的のための手段にすぎません。
プロセス重視を抜け出すには、作業を目的とせず手段と割り切って
本来の目的に向かうようにすればいいんです。
具体的には「手段を定期的に疑う」ことです。
何かの目的に向かって計画を立てたとき、明確に目的と手段は分かれます。
たとえば、健康的な身体を手に入れようと計画を立てました。
この時の目的は「健康的な体を手に入れる」手段が「毎日筋トレをする」ということ。
この手段に対して定期的に疑いをかけていきます。
具体的には「毎日筋トレする方法でいいのか」「もっといい方法はないか」という疑いをかけ検証していきます。
ポイントは「目的から逆算をすること」
いくら達成感を得られても、目的に近づいていなければ意味がありません。
脳みそに汗をかかずに、思考停止状態で毎日筋トレをすることは、一見大変そうに見えてとても楽
その手段によって、本当に目的に近づくことができているのか?
この一点だけを意識して物事を見るようにしていきましょう。
これからは頑張った「プロセス」で評価するのではなく、目的に近づいているかの「結果」で評価しましょう!
第2章「付加価値」を作り出すことが市場価値を高める
✖作業に集中して手早くきちんとこなす
〇常に思考を仕事にぶつけながら作業する
著者は後者を推奨しています。
ビジネスの現場では、資料を作成をしたり議事録を書いたり
「作業」することが多くありますが、付加価値をつくり出す人材になるにあたって
「作業ロボットになることは絶対に避ける」べきと著者は言っております。
ここで気を付けなくてはいけないのが、作業ロボットになること。
つまりマインドセットが「作業者」になってしまうこと。
作業者マインドは決められた手順、決められた方法で、与えられた課題を解決するマインドのことです。
良く陥りがちで思考停止で作業してしまうことは、誰しも一度はあるのではないでしょうか?
作業者マインドでは「答えのないタスク」と戦えないし
別にあなたでなくてもいいという状態になり、市場価値があがりません。
自分の付加価値を生み出すためには、作業者マインドを捨てて、思考者マインドを持たなければいけません。
つまり、全てのタスクに対して自分でしっかりと考えることが必要なんです。
思考者マインドを持つためのステップ①
1つめはインプットに自分の意見を添えること
読書をしたりドラマを見たり、漫画を見たり映画を見たり、日々必ず人はインプットをしています。
そのインプットの内容をアウトプットするときに、自分の意見を付け加えること。
ブログに書いてみたり、SNSで発信したり、人に話したりするかもしれません。
ニュースであれば、そのニュースを見てどのような感情を持ったのかが大切です。
喜ばしいのか、憤りを感じるのか、自分ならこうするといった代替案を持っているのかまで考えます。
そしてなぜ喜ばしいと思うのか、なぜ憤りを感じるのかなど「感情の理由まで言語化できる」となおいいです。
すぐに怒りを感じたりする人は、自分の感情を言語化できない場合があります。
感情の理由を言語化することを習慣化したら、物凄く生活が楽になってくるはずです。
「自分の意見を添える」というのは通勤中だったり、隙間時間にも頭の中でできるので、ぜひ実践していきましょう。
思考者マインドを持つためのステップ②
あらゆる情報に「So What?」と「Why So?」をぶつける
「So What?」は、だから何?
「Why So?」はそれはなぜ?ということ。
あらゆる情報に対して「So What?」だから何?と、問うことでその情報に対して自分なりの結論を導き出すことができます。
また、「Why So?」それはなぜ?は、同じくその情報に対して、自分なりの根拠を導き出すことができます。
これらを繰り返していくことで、「点」として得た情報であっても、それらが自分の中でつながり、「線」や「面」として把握し、加工できるようになります。
最初はしんどいかもしれませんが、一度癖がつくと、意識しなくても勝手に考えるようになります。
これら2つの習慣を身につけることで、結果として、思考者マインドが身に付き、あなたがどのような業務を担当していようが、あなたにしか持てない視点、あなたにしかできない仕事が増えていきます。
第3章「着手」モチベーションが1番高いときに動け
✖完璧主義的な思考を持つ
〇着手主義的な思考を持つ
すぐ行動する人の方が、多くの壁にぶるかることによって、思考の量が多くなり、見えてくる壁が鮮明になりますので、より思考の質は上がります
完璧主義を捨てて着手主義を取り入れよう。
PDCAもいつの間にか古くなってしまっていますが、完璧主義も今の時代のビジネスにおいては欠陥が多いです。
完璧主義の持つ、質を最大化するという考え方は、行動の最終地点あたりで気にすればいいことなので、行動の取り掛かりでは邪魔でしかありません。
準備をしないと一歩目が踏み出せないというのは、成長の速度を考えると遅延を生む結果となります。
簡単に着手主義を説明すると、完璧に準備する必要は一切なく、「着手することがえらい!」という考え方です。
とにかくやる。
まずはやる。
なんでもいいからやる。
極端に言うとこんな感じですかね。
それでは本日の学びをまとめます
✖コツコツと業務を積み上げることを重視しない
〇作業の継続ではなく仮説検証の継続を重視する
プロセス主義を脱却し、結果主義になりましょう
✖作業に集中して手早くきちんとこなす
〇常に思考を仕事にぶつけながら作業する
作業者マインドを脱却し、思考者マインドを持ちましょう
✖完璧主義的な思考を持つ
〇着手主義的な思考を持つ
完璧主義を脱却し、着手主義になりましょう
本日紹介できたのは本当に1部のことにすぎません。
ものすごくためになる書籍ですので是非お手に取って読んでみてください。
ありがとうございました。
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