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【書評・要約】読んだら忘れない読書術 キーワードは喜怒哀楽

本の内容を覚えていないということは、「知識」としてあなたの中に定着していないということ。もっと言ってしまえば、その読書は何の役にも立っていないということと同じなのです。


皆さんどうもこんにちは。


セルスタのけいです。


本日は言わずと知れたアウトプットモンスター、精神科医の樺沢紫苑さん著書

読んだら忘れない読書術を書評・要約していきます

こんな方におすすめ

すごくおもしろかったのに、時間が経つと内容が思い出せない
せっかく読書をしても、記憶に残っていない

この内容はYouTube詳しく解説しています。


「読んでも忘れてしまう読書」で年に100冊読んだとしても、ざるで水をすくうようなもので時間の無駄だと著者は言っております。


記憶に残らない読書は当然、仕事や生活の場で役に立つことはありません。

ノウハウを実行しようと思っても、覚えていなかったらやりようがないですよね。


そんな読書は「自己成長」に結びつくはずもなく、「読んだつもり」になってるだけの、自己満足にすぎないのです。


しかし、本をただ単に精読すれば記憶に残るのか?

時間をかけて本を読めば、内容を忘れないようになるのか?

残念ながらそれだけでは記憶に残りません。


「読んだつもりにならない読書」つまり「読んだら忘れない本物の読書」をするためには、コツが必要なのです。

心が動くと記憶に残る読書術

1ヶ月前のランチや、何でもないような平凡な日々はすぐ忘れますが

何度も利用される情報と、心が動いた出来事は忘れにくい。

何度も利用される情報に関しては、アウトプット大全でも解説しています。



http://k-straight.com/outputtaizenyouyaku/



心が動いた出来事とは、喜怒哀楽など激しい情動の変化が伴う出来事のことです。

初めて恋人と手をつないだ時、胸が躍った海外旅行、何年も一緒に暮らしたペットがなくなったときの悲しさ。


こういった深く胸に刻まれた出来事は、長い年月を経ても忘れずに記憶に残こるのです。

2週間に3回のアウトプットもしていない、復習もしていないのに、ずっと覚えているのはなぜなのでしょうか?

それは喜怒哀楽に伴って記憶力を増強する、脳内物質が大量に分泌されるからです。


アドレナリン
ノルアドレナリン
ドーパミン
エンドルフィン
オキシトシンなどがあります。


アドレナリンとノルアドレナリンは不安、恐怖に伴って分泌される脳内物質


幸福物質と呼ばれるドーパミンは、わくわくしたときに分泌されます。

また、目標達成したときなどにも分泌されます。


快楽物質エンドルフィンは、試合に勝ったりして最高の幸福感に包まれたときに分泌されています。


恋愛物質のオキシトシンは愛情やスキンシップに関連して分泌されます。

付き合ってた彼女に振られていまだに忘れられないのは、オキシトシンのせいです。

ドルガバの香水のせいではありません。


これらの脳内物質をうまく読書中に分泌させることができれば

本の内容を脳内に長期的に記憶できるようになるのです。

それでは実際に読書をするときに、この脳内物質をどうやって活用するのかについて解説していきます。


「ワープ読書術」


読書量が少ない人や、本を読むのに慣れていない人は

最初から全て読もうと意気込んでいませんか?

私も初めの頃は、もったいないと思ってしまって最初から最後まで読んでいました

しかし一番の目的は、「学び」や「気づき」を得るためだと思います。

そのためにはまず、「この本で一番知りたいことは何か」を考えます。

その知りたい部分を先に読んでしまう。


具体的にはもくじを見て、自分が一番知りたいことが書かれている部分から読むのです、

その結論が書かれていそうなところにいきなりワープします。


一番知りたいと思う部分が、やはり一番自分にとって重要で、わくわくするところだと思います。

自分の知的好奇心を先に満たすことによって、ドーパミンの分泌が促されます、記憶に定着しやすくなります


「ぎりぎり読書術」


人間の脳は、自分の能力よりも少し難しい課題に取り組んでいるときに、最も活性化します。


そのときに、ドーパミンが分泌されます。

ドーパミンが分泌されると

集中力UP
記憶力UP
学びの効果が最大化


また、普段は1冊本を読むのに3時間かかるとするならば、2時間30分くらいで読み終えるように、いつもより早いペースで読んでみたり

制限時間を設けて、タイムプレッシャーをかけます。

そうするといつもより、程よい緊張感が生まれて、ドーパミンが分泌されます。


ドーパミンは適切な難易度の目標を設定することでよりたくさん分泌される。


「わくわく読書術」


わくわく感に包まれているときに、分泌される脳内物質が、幸福物質のドーパミンです。


ドーパミンは

満足感UP
充実感UP
幸福感UP
モチベーションUP
記憶力UP

しかもまたその幸福感を再体験したくなり、同じものを求めて頑張れるようになれちゃうのです。

読みたい本を買ったらわくわく感があるうちに、すぐに読み始めましょう!


読書術 こわざ3選

固め読み


全く異なるジャンルの本を10冊読む場合と

同じジャンルの本を10冊読んだ場合、圧倒的に10冊同じジャンルの本を固め読みした方が記憶に残りやすくなります。

なぜなら本の間で相互の関係性が把握しやすくなるのと、意識しなくても比較しながら読むことができます。

共通して書かれているところや、重要な点にも気づきやすくなります。


SNSに明言を投稿して、自分のコメントを加える

読書をしていれば自分の気づきや、引用したい名言などが載っているはずです。

付箋やペンで印をつけるよりも、その場でTwitterなどにすぐ投稿してしまった方がいいです。

あとでやろうと思ってもなかなかできないので、読みながらアウトプットできるようにするといいでしょう。

必ず一言自分のコメントを付け加えるのがポイントです。

そうしなくてはあなたの成長はなく、ただの名言を教える人になってしまいます。

慣れてくると自分なりのオリジナリティが出てくるはずです。


マーカー読書術


記憶に残し成長を最大化するためには、本を汚く読むことが不可欠とも言えます。

新品の本を買うとどこか書き込むのは絶対に嫌だという人は、古本で試してみてもいいかもしれません。

今は電子書籍でもハイライトができたりメモを書き込めたりしますしね。

それでも、やはり本に書き込むことで、記憶に定着しやすくなるのです。

なぜなら、脳の中で「字を読む作業」と「線を引く作業」さらに「文字を書き込む作業」は全く別の領域で行われています。


一度に脳の複数領域を使うことにより、脳が活性化して記憶に残りやすくなるのです。

私は本を読むときに必ず

蛍光ペン
ボールペン
付箋
インデックスカード

を手元に置いて読んでいます。


本に書き込むことをためらっている方は、消えるボールペンで書いてみると いくらか抵抗感がなくなるかもしれませんよ。[/st-kaiwa1]

まだまだ紹介できていない部分がたくさんありますので、是非お手に取って読んでみてください。



最後までありがとうございました。

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