TVerを利用したところ便利さとそれ以外の何点かを感じた

タイトルの通り、TVerを利用した。

私にしては珍しく、今期はとあるドラマを1作品視聴している。それも何故見始めたかと言うと、自宅でテレビを垂れ流しにしていてなんとなしに見たものが想像以上に興味深い内容であったため。その時見たドラマは1話ではなかったが、私は途中からでも気にすることなく見れるタイプの人間であるため、今後も見ることに決めた(それ以前の内容はWikipediaや番組HP等で補完する)。

先日、別のことをしていたため、最新話を見逃してしまった。そういえば、と思いTVerを利用してみることにした。このTVerだが、この手のサービスにしては珍しく会員登録が必要ない。これは新規利用者には大変ありがたいことだ。私のような人間は会員登録(や、その後のIDPASSログイン)が煩わしく、新規サービスを利用したがらない。画質や音質に関しては、私はパソコンを利用して視聴したが、24インチのモニターでも問題ない画質であり、音質も何も問題ない。最新話が放映されるまでの1週間しか見逃し視聴することができないが、「見逃し」という点ではそれは正しい。このような便利なサービスが無料とは、良い時代になったものだ、と感じた。

しかしながら、広告に関しては、もう少しどうにかならないものか、と思った。まず自身に興味のない広告が流れている。この点は、広告主にとっては大問題だ。視聴している人間が顧客にならない。番組を視聴する際に年齢や性別、興味ある内容のアンケートを取ってその回答により流す広告を変えることができればいいだろうが、それでは利用者にとっては煩わしいので中々難しい問題に感じる。それと何秒間広告が流れるかがわからない。ひとつひとつの広告は残り時間がわかるのだが、それがトータルで何枠、何秒間知れたほうが、ここまでの広告を見れば本編が再開される、とわかるので集中して広告が見れる。しかしそのようにするとおそらく広告再生中に別のことをしだす人間が生じる。そのためそのような広告スタイルにはしていないのかと推測される。広告は見てもらわなければ意味がないのだ。
それともう一点、普通の人間はすべての話を見たいと思うので、途中の話から新規で番組を見るのは中々難しい。そのため新規視聴層を取り込みにくい(これに関してはテレビも同じではあるが)。これを実現しようとする場合は権利関係や金銭面が難しいのだろう。全話見たいのであれば放送局のオンデマンドサービスを利用するしかない。

あと利用者が気にすることではないが、TVer社の財務関係が気になる。急成長したとはいえ、前期もかなりの損益を出している。いつまでも赤字経営はできないはずだが、どのように改善するのだろうか。近いうちに急にTVerサービス終了です、と言われてもこれだけ大風呂敷広げてそりゃないでしょ、と思ってしまうのでできるだけ長続きしてほしいところだ。

とまあ自論を展開したが、私のような超ライトテレビユーザーには、わざわざ放送局のオンデマンドサービスを利用する必要がないので、大変ありがたいサービスではある。昨今はYoutubeが台頭しているが、テレビ番組にはテレビ番組の面白さがある。これを気に放送局のオンデマンドサービスも検討しようか、と少し悩ましくなった。現状TVerは放送局にはあまりメリットはないが、放送局のオンデマンドサービスに誘導できるような仕組みができあがれば放送局にもメリットが生まれ、TVerが盛り上がるのではないか、と素人目に感じた。

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