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副業禁止でも活動開始前でも、SNSを頑張った方がいい理由
昨日、「フリーランスや、副業実践者はSNSを活用しよう」というnoteを書きました。
「まだ事業をはじめていないから、発信することなんてないよ〜」
「SNSをはじめるのは、何をするか決めてからでいいかな?」
と思った方も、早めにSNSを開設することがオススメです。
逆に、活動開始からSNSをはじめるのは遅いくらいだと思います。
広告やプレスリリースを打つなら、商品の発売日よりだいぶ前から準備しますよね。拡散したい、と思ったときに、拡散できる土壌をつくりはじめるのでは間に合いません。
「はじめます!」と発表する時点で、それにシェアやいいねをしてくれる人が多い方がいいのです。
やることが決まっておらず余裕がある今こそ、SNSに力を入れるチャンスです。ほんとです。
やって欲しいのは、自分が未来にやりたい方向性の情報について書いたり、抱負を綴ったり、その業界の人と繋がったりすることです。
「○○さんはこういうことをやりたい人なんだ」と認知され、応援される土壌をつくりましょう。そして、未来の同業者とのネットワークをつくりましょう。
金銭的な報酬を得られなくても、社会関係資本(人との信頼関係やネットワーク)という無形資産を増やしていけます。
また、プロボノや趣味程度でも、将来の方向性と近いことはドンドン発信してください。
なぜなら、業界人のフリをしているだけで、仕事がくる可能性があるからです。
煽り気味の言い方ですが、ある種の真実だと思います。
業界人でもないのに嘘をつけ、と言っているわけではありません。気になるテーマについて、仕事になっていなくてもいいので、当事者意識を持って発信しようということです。
「自分はこういうスキルがあります」
「こういうことをやるのが好きです」
「このテーマに詳しいです」
「未経験ですが〇〇に挑戦したいです」
という発信を続けると、本業でなくてもプロでなくても、見た方の中には「これができそうだから頼んでみようかな」「未経験可のアシスタントを募集するから声をかけようかな」「一緒にこんなことしたいな」などと思う人が現れ、チャンスの欠片が集まりだすのです。
副業解禁前、私はプロボノでNPOのイベントの司会をやっていました。そして、登壇するごとにその写真をアップしていました。
また、実は私は宴会芸が大好きです。観るより舞台に立つ方が好きです。
会社の先輩の結婚パーティーでは、ブルゾンちえみのモノマネをしました。あのフルメイクで髪型も同じです。(なお、当時平社員でしたが、両脇のブリリアンは10歳くらい上の係長の先輩たちを従えて踊りましたw)
それだけでは飽き足らず、知人の会社が毎年会場を借りて歓送迎パーティーをしていたので、そこで社員の方と一緒に踊ったりしました。
最初は、モー娘。の恋愛レボリューション21に相撲や組体操を交えてアレンジしたダンス。次年度はTRFのez do danceとアキラ100%を組み合わせた出し物をしました。社員さんに「誰だよ」って思われた気がしますが、会場はバカウケでした。
そんな感じで、私のタイムラインには「マイクを握っている写真」と「ステージに立っている写真」が異様に多かったんですよ。
そしてある日、SNSでつながっていた知人から「喋るのがお得意だと思うのですが、プレゼンの業務委託をにご興味ありませんか?(ブルゾンの写真みましたw)」という連絡が!!
他社の宴会芸に潜入するなんて、人生に何の得にもならなさそうですが、発信してれば来るんですよ仕事が。
あの時の経験と、発信して「喋れる人」だと認知してもらったことが、いまプロとして講演やモデレーターの仕事をしている礎になっていると感じています。
たぶん、大体の方が「ブルゾンちえみのモノマネ写真」より仕事に繋がりそうなネタをお持ちだと思うので、ぜひ投稿を続けてみてください。
もし全くなければ、自分が好きなものについて細々と載せるだけでもプラスです。やはり、仕事を頼むには、実績も大事ですが「人柄が分かっている」ことも大切。共通の趣味、生活圏の近さ、年齢や家族構成の近さが、親近感につながることもあります。
プライベートの投稿だと、どうしてもハイコンテクスト(前提となる文脈や価値観が共有されている状態)になりがちで、近しい人以外には疎外感を感じさせてしまいがちなので、なるべく知らない方にも伝わるように心がけましょう。
例えば、「今日は小学生の息子が所属しているサッカーチームの地区大会で、〇〇市の〇〇グラウンドへ。息子は1試合目に出場しましたが、惜敗!残念!2試合目は、審判として参加して走り回りヘトヘト。3年前からボランティアで審判を続けています。」くらい書けば、どこでどんな活動をしているのか初見の人にもそこそこわかります。
それが、「息子、惜敗!残念!そのあと審判で走り回りヘトヘトorz」みたいな投稿だと、何が何やら全く分からないんですよ。
完全なプライベートアカウントで、見るのが普段会う人ばかりならそれでもいいです。ただ、何らかの仕事やチャンスにつなげたいなら、なるべくあなたがどんな気持ちで何をしているのか、親しくない方にも伝えた方がいいです。
“遠くにいる人”にもあなたに興味を持ってもらえるような投稿を、少しずつ増やしてみませんか?
何か収穫につながるのはずいぶん先のことかもしれません。それでもコツコツ投稿を続けていれば、何もしないよりも社会関係資本が増えているはずです。
*
ちょっと宴会芸のインパクトばかりが心に残ってしまったのではないかと、やや心配ですが、「SNSはスモールビジネスをはじめたい方の強い味方!」「具体的な事業を始める前からはじめよう」ということが、少しでも伝われば嬉しいです。
あと、宴会芸なんてやりたくないよという新人さん。世の中には他社の宴会に潜り込んで踊りたいって言う奇特な人もいるので、SNSで「誰かかわりに踊って〜」と投稿したら、私みたいなのが現れるかもしれませんよ!
パラレルキャリア研究所代表 慶野英里名(けいのえりな)
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