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リゾートテレワークは「HP回復」がものすごい

私は平日の日中は東京にある出版社でフルタイムで働き、アフター5と土日に副業をしています。

副業は、初期は東京での講演活動や東京にある企業のサポートがほとんどでしたが、少しずつ地方と関わる機会も増えてきました。

コロナの影響でオンラインが全盛になり、遠く離れた県の方ともオンラインでお仕事をしていますが、いつかは「東京と地方を行き来する働き方」にシフトしたいと考えています。

自分がこう考えるのは、少し意外でした。

なぜなら、私は東京が大好きだからです。

生まれも育ちも、今の勤務先も居住地も、ずっと都心。出会いもチャンスもゴロゴロあり、毎日愉快に過ごせる都会を気に入っています。

東京という街に溢れる、雑多で得体のしれないエネルギーが好きなのです。

そんな私の「地方にも拠点を持ちたい」という気持ちが膨れ始めている理由は…。

地方在住のパラレルキャリア仲間の人生が、めちゃくちゃ楽しそうだから!

この数年で、東京にクライアントを持ちながら地方に移住したり、東京と地方の二拠点生活をする方が増えて、うらやましすぎる暮らしを送っているようなのです。

まず、地方なので家が広い!

地元の食べ物はおいしいし、安く手に入る!

何より、「ちょっと休憩」「週末にゆっくり」というリフレッシュの時間に、大自然を満喫できる!

「そこの湖でSUPしてきました」
「海で泳いでから仕事」
「焚火を囲んでリフレッシュ」
「夜は見上げれば一面の星空」

みたいな投稿がSNSでゴロゴロ転がっていて、「なんだこのうらやましい暮らしは…!」と驚きました。

「田舎には仕事がない」なんて言われてきましたが、リモートや二拠点で都心とも仕事をすることで「都心の単価」をキープしながら、地方でも生業をつくっていて、物質的にも精神的にも豊かな暮らしをしている様が伝わってきます。

ちょっと家の外に出るだけで、自然の中で深呼吸をして心を満たせるのが、自然の中で暮らすメリットです。

リゾートテレワークを実践する友人が「仕事の合間にHPを回復できる」と表現していて、まさに!と思いました。

(HPは、ゲームで体力を表す言葉です。仕事漬けだと、HPがどんどんすり減ってしまいますよね…!)

お子さんがいる方は、大自然の中で子どもをのびのび育てられるというのも、地方に拠点を持つ理由の一つになっているようです。

実際、知り合いの拠点にプロジェクトや案件でお邪魔すると、心と体が整ってみるみる元気になるのを実感しました。

実は私は、シュノーケリングやダイビングなどのマリンスポーツも好きだし、登山やキャンプも好き。

とは言え、東京を離れるつもりがなかったので、「東京で暮らして、休みにアウトドアスポーツをしにいく」というライフスタイルを続けていくものだと思っていました。

それが、リモートワークの普及で、都心と地方のどちらにも仕事を持つ働き方が現実的になり、「都会だけじゃ物足りないかも」と考えが変わってきました。

「拠点を持つ」というのは、「旅をする」とはまた意味合いが違います。

旅にも旅の気楽さがあり好きですが、旅先で長期的な人間関係は構築しにくく、何かそこで仕事をしたいなら旅人のままでは難しくなります。

いつも泊まる場所があり、いつも会う人がいて、地域に片足でもいいので根を張れたら、そこで仕事が生まれて長期的に関わり続けられると思います。

今は、外出しにくい状況もあり、地方に赴くのは難しい状況です。

そんな中でも、少しずつ、オンラインで東京以外との仕事を増やしながら、将来的に「都心も自然も」という働き方を模索してみたいなと思っています。

パラレルキャリア研究所代表 慶野英里名

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