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Lie麦畑でつかまえて

誰かや何かを偽ることはだ。
たしかにそうかも。
でも、本当にそうかな。
今日は、嘘について考えて、嘘つきをつかまえる、そんなお話。

全てを疑ってかかること、それが重要。
疑いきってこそ、それを信じることができるから。
そう、信じるために疑うわけ。


あるところに、日常的にウソをつく癖があるヒトがいたとして。
ソイツは職業や年齢、果ては性別までもテキトーにその場限りに偽ってしまう。
最初の命題に従うと、ソイツは悪人になるわけだけど、残念ながらソイツはそんな自分も愛しちゃってる。

誰だよ、そんなサイテーなヤツ!!
あ、自分だった。

でも、これって誰かを傷つけてる?
例えばこの世が正直村の村人だけになったら、きっと酒の席での会話はこうなる。

「はじめましてー。普通の会社で普通のリーマンやってます。」
「同じくー。生まれと生い立ちをどうぞ。」
「生まれも生い立ちもなんの変哲もありません。趣味もよくあるやつを一通りかじってるだけですねー。」
「同じく。ではまた。」

コレが楽しいなんて言ったら、タイパを愛する令和ティーンズから、TikTokに住所晒しからのUberEats爆撃かまされちゃうでしょ。
正直、自分はこんな時間を相手にシェアさせちゃうほうが、よっぽど相手を傷つけてると思うし、自分も傷つく。

つまらない事実なんかより、おもしろいファンタジーを見せてほしい。
つまらない純文学より、おもしろいフィクションがいい。
つまらない自分より、おもしろい他人がいい。

安心して、脳に腫瘍がある、なんていうキツめの嘘をつくつもりはないし、まだやたらめったら殴ったり殴られたりもしてない。
「スカスカ女」にも五分のプライドとメンタルがある。

こんな「インチキ(phony)」なヤツが、もしあなたの周りにもいたら、
もしかしたらソイツもちょっとは自分のためだけじゃなくて他人のために嘘をついているのかもね。

そう考えてみるのはいかがでしょーか。
良かったら一度は毛嫌いせずに嘘つきをつかまえてみてね。
自分たちは食べ物ならポテチ、乗り物ならジェットコースター。
なんの為にもならぬが、されど退屈もさせぬ。

Let me Catcher in the Lie !

詠み人知らず


おわりー、どうぞよろしく、よろしくどうぞー

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ケイン・池谷
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