第20回残留性有機汚染物質検討委員会(POPRC20):臭素系ダイオキシン類に関する議論
ストックホルム条約残留性有機汚染物質検討委員会第20回会合(POPRC20)が2024年9月23日から27日の日程でローマで開催されます。
この会合で、臭素系ダイオキシン類(臭素化もしくは塩素化臭素化ダイオキシンおよびフラン)を附属書Cに追加することが提案されます(UNEP/POPS/POPRC.20/5)。その科学的根拠として、我々の研究グループが実施した有害性評価に関する研究論文が引用されています。
当該研究では、初期生活段階のメダカを対象に臭素系ダイオキシン類の有害性評価を実施し、各被験物質の2,3,7,8-TCDDに対する相対活性を求め、塩素化臭素化フランにはTCDDよりも毒性ポテンシャルが高いものが存在することを示しています。
https://doi.org/10.1016/j.ecoenv.2022.114227
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