海外乗馬 in トルクメニスタン
こんにちは。突然ですが、
”乗馬”というスポーツに一度あこがれることはあると思います。
暴れん坊将軍や、テレビや本を通してもです。
浜辺を駆け抜けたい!
大草原で走りたい!
そのような想いを持つ人は少なからずいると思います。
私自身、スーホの白い馬でモンゴルでの乗馬にあこがれを持ち、
実際に現地に行き、ゲルに泊まり遊牧民と乗馬をしたことがあります。
しかし、何かイメージとは違うところがありまして、、
写真を見返すと”馬”なのです。
馬と聞いて思い浮かぶのは「サラブレッド」ですよね。
日本でサラブレッドといえば、”競馬”です。
足が長く、筋肉質で走るのに特化した馬です。
とはいえ、サラブレッドはもともとヨーロッパから来た馬で、
競走用に品種改良されております。
日本競馬でも良い血統を残すために、人工交配が行われております。
そこで、疑問が出てきます。
日本の馬はいないのか?
という疑問にぶち当たりますが、日本にも特有の馬がいます。
”日本在来種、和種”です。
”どさんこ”とか聞いたことあるかと思いますが、
サラブレッドと比べると背丈は小さく、一見ポニーに似ています。
戦国時代は”和種”に乗って戦っていました。
時代劇で”和種”を使用することはもちろんできますが、背丈が小さく、画面映えしないということからサラブレッドを使用しております。
話がそれましたが、私自身、大学3年からちょっとしたきっかけから乗馬を始めることとなり、
その中で黄金の馬の存在を知ることとなります。
その名前は、、
””アハルテケ””
トルクメニスタン原産の馬で現存する最古の品種ともいわれています。
全世界に3500頭しかいなく、またスピードと長距離の持久力にかなり優れていつ馬でもあります。
日本でも北海道の牧場で2頭ぐらいでしょうか。
飼育されているぐらいです。
また、毛並みも美しく、”黄金の馬”とも呼ばれております。
その理由は金色の河原毛や月毛の個体の場合、汗をかくと黄金の色に見えます。
このアハルテケですが、トルクメニスタン原産の馬でトルクメニスタンの国章にも描かれております。
そんな馬にどうしても乗りたい私は、トルクメニスタンで乗ることを決意しました。
トルクメニスタンはガイドを必ずつけないといけません。
日本にいる時に、ツアーの行程の相談をする際
「アハルテケに乗りたいのですが、、」
というと
「全然いいですよ。牧場探しときます」
とのことで、アハルテケに乗れることが確約されました。
トルクメニスタンに入国して2日目の首都アシガバードの近郊にあります、
トルクメニスタンの牧場に伺いました。
そこで、一通りの馬の紹介を受け、触れ合う時間を設けていただき、
その後実際に乗ることができました。
私はずっと乗馬の中でも”ブリティッシュ”という流派をしていたので、
トルクメニスタンでの乗馬はお初ですし、希少な馬というプレッシャーもあり、馬の横に指導員が一緒に歩いてもらいました。
誘導や常歩は普通にでき、速歩も少し入れました。
”馬”ということに変わりはありませんが、非常に毛並みがよく
触り心地が最高でした。
馬場内を2週していただき、非常に良い時間でした。
しかし乗る際に、私は乗馬の補助台をいつも使っておりましたが、
師匠から
「お前馬乗ってるなら飛び乗れ」
といわれ、補助なしで飛び乗る形に、、、
馬に飛び乗るって、馬の身長にもよりますが、目線の高さに背中がだいたいありますので、跳び箱を飛ぶ要領で馬のまたがります。
ただ、馬がしっかり立っててくれないと共倒れしてしまいます。
その後、いろいろ師匠(勝手に)にお話しを伺いました。
Q:誰が買いますか?
A:どなたでも買えますし、競馬や競技用に買う人が多い
Q:最高の落札額を教えてください。
A:UAEの人が1頭10億で買った。
Q:子どもを産む流れを教えてください。
A:自然に馬たちが出会うような環境づくりをし、求愛行動を得て子供を産んでます。
最後3番目の質問で、、、
「日本はどうしてるんだ?」
と質問されたので、
「人工がほとんどです。」
と言ったら、かなり激怒され、、、
私に怒ってもとは思いつつ、
私も乗馬クラブで働いていた経験があるので、一通り意見を伺いました。
師匠の怒りが一通り収まったところで、、、
厩舎を一通り案内していただき、終わりました。
いろいろ込々で10ドルでした。
破格のお値段に驚きと、いろいろ異国の人に説明していただき
感謝しております。
先日調べたら、日本でアハルテケに乗る場合
40分¥50000~と非常にお高い値段になっております。
青森県にあります、長谷川牧場さんで乗れますので、
ぜひ、機会がありましたら足を運んでください!
動物園にもいない馬ですし、トルクメニスタンに行くまでにいろいろかかりますので、、、(笑)
ということで、今回この辺で終了いたします。
長々と失礼いたしました。
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