浮気した話。8
「帰りたくない。」
そう言ったのは、高校時代の元カノ、カノンちゃんだった。
そして、不意にキスをされた。懐かしかった。
そのままの勢いで私たちはラブホテルに行った。
お互い今までの寂しさを埋めるように求め合った。
疲れ果てた私の横でカノンちゃんは泣いていた。
「寂しかったんだよ。」
そう呟いたカノンちゃんは綺麗だった。
私はミクちゃんと付き合っているのに、他の女の子としてしまった。後悔よりも、罪悪感よりも、カノンちゃんと寄りを戻したい気持ちの方が大きかった。
そして、カノンちゃんと2人で朝を迎え、起きてすぐスマホの画面を見た。
そこには、信じられないものが映っていた。
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