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『あの人にできるなら…』 わたしにもできるかも感。

代理体験(vicarious experience) 

すこしぐらいドジで抜けてる人が、
仕事で結果を出すと、
チーム全体がアップデートされるのは、この要因もあると思っています。

いままで、

(あの人ができるなら、自分にもできるかも)と、

くやしさ半分、勇気づけられた半分の瞬間、ありませんでしたか。

誰かの挑戦が、
自分の可能性を信じる扉を開いてくれた経験。
とくにできなさそうな人の挑戦は、
とっても、とっても強い伝播力があると、
ぼく自身の実体験を通じて共有します。


1. 「代理体験」

人は時として、似た境遇の誰かの成功に勇気づけられます。 心理学者アルバート・バンデューラが提唱した社会的学習理論によれば、 「代理体験」は私たちの行動を大きく変える力を持っている。

  • 他人が達成したり成功したりする様子を見聞きする体験

  • 自己効力感が高まる

  • 「自分でもできそうだ」という感覚を持つ


2. 「できないと思われていた人」 ができると ちょっとくやしい

特に印象的なのは、 「自分と似た状況にある人」の成功を目撃したときに感じる、あの特別な感情。 「あの人にもできたなら、私にもできるかもしれない」という。

くやしさ。

これがエネルギーになるというお話。

「できないと思われていた人 = ポンコツ」 の挑戦が特別な理由
予想外の出来事は、私たちの心を強く揺さぶります。

誰もが「まぁうまくいかないよね」と思っていた人が、
見事に成功を収めたとき。
そのギャップが生み出す感動と
それなりの嫉妬は、周囲をえいやっと動かします。

ぼくの経験からすると、
多くの周りの人は努力の過程は見ていませんし、あまり興味がありません。
ただ、結果が出ると状況は変わります。

3. 10失敗、10成長、1成功

今から13年ほど前、
ぼく自身も「あの人ができるなら」の「あの人」側でした。

なぜなら、 ぼく自身が、できないと思われている人だったから。
そして、実際できなかった。いろいろミスばかり。
クライアントから厳しい指摘を浴び、 なかなかに孤独な日々。
ペットショップによく犬を見に行きました(笑)

それでも諦めずに、ひたすら前を向き続けました。
徐々に、努力は実を結びました。
結果がすこしづつ出るように。

「増田にできるなら、できるなら自分も」
と、チーム全体のパフォーマンスが上がった時を思い出します。

4. 最後に

「あの人にできるなら。。わたしも」は、
今では自分自身のマネジメントにも活かし、
できそうな人に、できそうなことをお願いするだけでは、
この「代理体験」はなかなか生まれない。
自分自身もチーム一員として「代理体験」を意識してやっていきたいと考えています。

みなさんのチームはいかがでしょうか。


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