ベビーグッズ購入のミソ
贅沢な悩みだけど育児初心者にとってベビーグッズを揃えることは楽しみと同じぐらい面倒。
まず用語がサッパリ分からない。口コミを見ても当たり前のように横文字を使われるから「ベビーカー A型B型 とは?」「スワルド とは?」みたいな所から始めなきゃいけない。やっと用語を習得しても「A型 必要?」「ベビーベッド いる???」の沼が待ってる。
そのうち最初は楽しくても、準備しなければいけないグッズの多さと選択肢の多さに困惑してくる。必要な機能も月齢によって(しかも1ヶ月とか超ド短期で)変わりまくるから、かなりの想像力が強いられるし。その上、子どもにとって良いものを選んであげたい親心も相まって結果熱心に調べれば調べるほど〇〇難民になり、最終的には紆余曲折を経てママ友情報網のありがたみを痛感するのである。
あと赤ちゃんといっても彼らも立派な人間で、生まれた時から個性を持っているから「その子に合うか合わないか」という最終試練が待ち受けていて、これはもはや買って使ってみないと分からない。お店で試しても、ビギナーズラック的に何故か最初は上手くいくのも赤子あるあるだと思う。
ちなみに息子は育児の必需品で名高いバウンサーがまったくダメだった。お店で試乗したらニコニコ笑っているではないですか、ということで王道のベビービョルンを喜び勇んで買ったものの、3日後には、置かれると察知したらば泣くようになり物置にすらならないままお蔵入りした笑。そんな失敗をいくつも繰り返しながら私なりに学んだベビーグッズ購入の知恵は4つ。
①だいたい「対象年齢」は満たすことなくお役目御免となる
対象年齢はあくまで「安全に使用できる期間」であって、子が気に入る期間を保証しているものではない。こちらが瞬きしているうちに成長していく赤子はとにかく飽きが早いし、乗り物系だと有り余るエネルギーを受け止めきれず脱走して終わる。「2歳まで使えるし元は取れそうだな〜」なんて期待は淡く散る。
②使用期限が短くても買う
逆にごくわずかな期間しか使えないものもたくさんある。買うのがもったいない気もするけれど、便利そうだと感じたら、お財布と相談しながらなるべく躊躇わず買ったほうが良いと思う。それがあるとないとでは、育児の楽さが劇的に違ってくるから。トイレに行くのさえ一苦労な時期こそ、例え1分でも創出できたらみんなハッピーだし、全力で文明の器機に頼ろう。
③機能7割、見た目3割
せっかく買うなら可愛いやつ、お洒落なやつが良いよね。とはいえベビーグッズとは初めての育児を助けてくれるもの。デザイン重視だと正直何かしら機能を犠牲にしているものも多いから、冷静に機能性を考慮した方がいい。とはいえやっぱり楽しく使いたいじゃん。だから自分の中で「機能○割、見た目○割」の配分を決めておくとお買い物上手になれるよ。
④置き場所がないなら、迷わず部屋を改造する
育児グッズはとにかく場所を取る。「部屋が狭くなるなぁ…」と思って買うか悩ましくなるが、どうせ最終的に家は全力で子ども仕様になる。大人だけで使ってきた部屋は危険だらけだし、私も泣く泣く家具を捨てて場所を確保した。そうするとやっぱり安全になるし、子どもをのびのびと遊ばせられて、結果的にこちらの気も楽になる。”丁寧な暮らし”とは暫しお別れだけど笑、子が笑ってくれるだけで幸せだからそれでいいじゃない?