知らなかった世界との出会い
ウェディングプランナーとして8年目を迎えていた頃
私は新しいステージに行こうとしていた
昨日の記事では そのきっかけとなる異動の話を書いたけど
今日は そこでもう一つ私に大きなきっかけとなる経験の話を
新しい店舗に来たタイミングで
社内公募があった海外研修に選出されて
私はニューヨーク研修に参加することになった
なんとなく インターネットや本などで
海外のウェディングを見たことはあったけど実際に体感したことはなくて
いく前からドキドキワクワクしていたのを覚えてる
研修先での時間は
ウェディングプランナーを8年以上続けている私でも
初めて知ること 初めて見るものばかり
ニューヨークのウェディングは 日本のウェディングと根本が違う
日本は結婚式場を選ぶところから始まって
そこで提供されるもので結婚式を行うけど
ニューヨークは まずはウェディングプランナーを探すところから始まる
結婚式場というものはなくて
自分のスタイルに合うウェディングプランナーを探して
ウェディングプランナーが
新郎新婦ふたりに合うベンダー(各種業者)を提案してゼロから作り上げていく
会場はもちろんだけど
フォトグラファー 花 ケータリング ウェディングケーキ・・・etc
ウェディングに関連するもの全てをつなぎ合わせていく
各ベンダーたちもみんなプロフェッショナルで自分の仕事に誇りを
持っている人ばかり
自分のスタイルがあって そのスキルを全てぶつけて提案をしてくれるから
一つとして同じものができることはない
日本の結婚式のスタイルでは当時は考えられなかった
パックプランや用意しているラインナップから選ぶようなスタイルとは
まるで違っている
結婚式場>業者といった力関係のようなものがなくって
お互いがいいものを提案しようと 様々な意見を交わしていく
スペシャリストたちの仕事は 本当に格好良かった
アテンドしてくれたウェディングプランナーの女性も60を超える年齢なのに
まだまだ現役で イキイキと働く姿にも感銘を受けた
こんなスタイルこそ 私がしたかったこと
自分の中に答えが見つかったような感じがした
フリーウェディングプランナーになって こんな仕事をしたい
そう決意した ニューヨークでの経験だった
ただ日本ではまだまだ厳しい現実が・・
自分の想いと現実のギャップが私の中に大きくはだかることになる
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