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Vol.16 明日は ブラックアフリカ 密林王国 コンゴに突入だ!
いよいよ、キンシャサ(コンゴ民主共和国の首都)に向けて日本を出発するときがきた。
今回はエチオピアはアジスアベバで一泊することにした。あの強烈なコンゴ、キンシャサに突入するには、日本に慣れたきった身体と心をここでリセットする必要があると言うのもありで、ここでストップオーバーして1、2泊することにした。
今日は、ここでゆっくりしようとの街に出て、久しぶりのアフリカの空気に包まれながらエチオピアンコーヒーでも飲みながら昼間はゆっくり過ごし、、。
なんて甘く考えていたら、、、、やられた!!
大きな道路の交差点。私の前方から3人の少年達が歩いてくる。すれ違い側に、一人の少年が雑誌を私の手の平にのせ、それを見ろと言わんばかりに私の正面に立つ。
なんだろうと思い、下に目を向けたその瞬間、他の少年2人の手が私のバックに伸びた。咄嗟に私はその手を振り払うと、彼らは走って逃げていった。
ワォ! いきなり、アフリカの洗礼を受けた感じだ。危ないとこだった。
よかった。よかった。盗られなくて、、。と、ホッとしたのだが、
しかし、よく考えてみると、どうみても貧しそうな子供達だった。
幼い彼らもまた、ここで生きるために必死なのだ。
どうして、彼らを悪者と責められるか!? なんだか せつない、、。
そう、善悪、正しい、間違い、なんて 場所、状況、時代などによっても異なってくる。
今回のこの出来事にしたって、私はバック、お金など、盗られなくてよかった。ラッキーと思うし、彼らにしてみれば、失敗して アンラッキー! なんて僕たちは不運なんだと思うだろう。
要は個人の主観だ。
アジスも中国資本が入り、どんどん新しいビルが立ち並び、かなり近代化?が
進んでいるようだが、同時に経済格差も激しくなっている。これはアフリカに限らず、世界は貧困層を無くそうとしているらしいが、現実は格差が広がっている。
考えてみたら、アフリカ大陸に降り立った途端、当たり前だが良いも悪いもこのアフリカンシステム?は。始まっていたのだよなー。
空港を出てから、予約してあったホテルの迎えは全然来ないし、電話は繋がらないし、他の車を探し回ったりしていると、いろんな人がやってきて ホテルまで送ってやるだの、電話を貸してくれるだの、、、。一見、優しそうな言葉を投げかけてくれるようだが、
結局、あんた達、金目当てでしょって。人の弱みに付け込んで、外国人に高い金を払わせるって手でしょ。わかってるよー。と、ブツブツと文句も言いたくなるわ!
と、言っても、逆に初めてのアフリカの知らない街に着いてすぐ、誰も救いの手を差し伸べてくれなかったら、きっと、もっと寂しいにちがいない。
すったもんだしても、いろんな人が声をかけてくれるのは嬉しいことかも?
そうだ、私にとっては、救いの神 とも言えるかも!
ここで働いている彼らにとっては、現金ゲットできるチャンスだし、私にとってもなんやかんや文句言っても助かる訳でもあるし。
だから、まあ少々、高くても支払って、彼らが喜ぶならそれで良いじゃないか。
いちいち 彼らにぼったくれられたと、心を狭くする方が自分で苦い思いをつく流様なものだ。
こういう体験をしたくない人は”アフリカ エチオピアの旅”みたいなツアーに入って旅行すればいいだけのこと。(そっちの方が高いけどね)
それがつまんなくて、こういう”人生はドラマだ!”的な自由にどこにでも行ける一人旅してるんだろ私って!自分で自分に突っ込んでみたよ。
物事は結局、自分のとり方で現実が変わる。
そんな訳で、いきなり、色々、大変だったが、そうこうやりとりしているとやっとホテルの迎えの人がやって来て無事、ホテルに到着。
そう、ここでは事はスムーズに運ばないのが普通と思っていた方がいいのを思い出した。
久々のアフリカ大陸の初日はこんな感じで始まった。そして、夜は部屋でゆっくり過ごした。
明日は ブラックアフリカ密林大王国の首都、キンシャサに突入だ!