インド投資の魅力を解説
インドにグーグルが100億ドル投資
インドにネット起業最大大手のグーグルが100億円投資をしたというニュースが入ってきました。
米国のアルファベット傘下のグーグルは、13日インドで今後5から7年間に渡り株式投資や提携に約100億ドルを投資すると述べました。
人工知能を使い医療、教育、農業などに活用投資
今回の計画では、インド出身のスンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)は、グーグルは4つの分野に絞って投資していくとのことです。人工知能(AI)を医療、教育、農業などの分野の発展に活用していく予定です。
100億ドルは、日本円にして10.8兆円です。とてつもない金額です。例えば、日立製作所は、企業規模が9.7兆、伊藤忠商事が10.9兆円です。それらの企業とイコールの投資資金を、インドに向けるということになります。それほどまでに魅力のあるインドという国を、「投資」という視点からここでは、簡単に見てみたいと思います。
インドはなぜ魅力があるのか?
インドは、どのようなイメージでしょうか?
カレー?スラム?危ない、、汚い・・・そんなイメージでしょうか??そして貧しいイメージがあると思います。
確かに貧しい国ではありました。まだまだ貧しい国でもあります。ただ非常にエネルギーの満ちた国ではあるのです。
2008年に封切されました「スラムドッグミリオネア」というインドのスラム育ちの少年の運命と過酷な半生を描いた映画がありました。
この作品は世界中で注目され米国アカデミー賞では作品賞を含む8部門を受賞し話題となりました。まさしく、エネルギーに満ち溢れた、情熱の国ではあるのです。
フレンドリーな政権モディ首相
そしてその地位を決定付けたのが、2014年度発足しましたモディ政権により更なる経済革新です。
経済革新を遂げる
モディ政権により一段の経済革新を遂げることになるのです。
インドは、昨年2019年度様々な経済政策を打ち出しました。昨年の9月に法人税を35%から25%に引き下げるなど、近年、相次いで経済改革を打ち出しました。主要国としては世界で最も高いGDP成長率を誇ってきました。
直近は経済低迷
しかし、直近の経済は、スランプに陥っているのも事実です。その理由としては、シャドーバンキングの問題やそれに伴う企業の取り付け騒ぎ焦げ付きなどの発生です。
かつては、年率成長8%をとげ中国以上に成長を待望されていましたが、今現在は、インド版リーマンショックというべき事態が起こっています。
インド版リーマンショック状態
住民の生活は一変しています。建設途中になってしまっている住宅に8万ルピー(約12万4000円)の住宅ローンを支払いつつ、家賃を払って生活をしている人もいます。また、収入が途絶えてしまっている人もいます。
格付け会社ムーディーズによる格下げなどもおこりました。
コロナショック
右肩上がりの成長に少し陰りが出始め、そして今回のコロナショックです。
感染者は後を絶ちません。世界で第3位の感染者数です。
サバクトビバッタがやってきた
また、砂漠飛びバッタの大群の大量発生が、アフリカから国境をまたぎ発生しています。
インドの国とは?
元々ガンジス川のほとりでさかえたインダス文明で栄えた国です。
歴史は古いです。
19世紀末に独立運動が起こり、マハトマ・ガンディーの非暴力抵抗や第二次世界大戦などのあと、1947年にイギリスから独立を遂げました。
国の大きさは、南アジア随一
インドは、南アジア随一の面積(世界では7位)があります。非常に大きい土地に恵まれています。
人口は、中国に次ぐ世界第2位
中国の次に人口の多い国です。13億人です。中国を抜かし1位になるのも時間の問題です。
これらの、13億人を超える国民は、多種多様な民族、言語、宗教によって構成されています。
人口が多いということは経済成長にとっては非常に大切な要因ではあります。日本の人口の約10倍の人口のインドは、人口が今後も増えていく可能性が高いのでなのより、ショックからの立ち直りも早いといえます。
インド人の教育の魅力
またインド人の教育の魅力の一つに数字に強いということが挙げられます。まず0を発見したのが、インド人です。
3桁九九等があります。また、8歳で、20×20までのかけ算を暗記するカリキュラムがあるといいます。
人的財産豊富
そのため、米国の有名なグーグル、アップルなど名だたるIT企業や、金融業界になんとインド人が多いことでしょう。
そのため、ただ、人口が多いというだけではなく計算の得意なインド人が多いのです。もちろん農村部の貧困問題もありますが、徐々に少なくなっているのは事実としてあります。それ以上にインド人は、優秀な人材を輩出して発展をしている国です。
主要国名目GDPは、伸び率はインドがナンバーワン
今後経済成長、GDP成長率を見たときに、米国、中国を除きますと、伸び率としては、インドはナンバーワンです。
インドの名目GDPは、世界5位
ただし、市場がまだまだ小さいということがあるももの、名目GDPは、アメリカ、中国、日本、ドイツ、に次ぐ国です。期待値はあるでしょう。
インフレ解消過渡期
インドは、インフレ国ですが、そのインフレも直近は、徐々に改善されています。直近は。4.6%まで下落しています。
外貨準備高も問題ない水準
しかも、新興国通貨ルピーについての不安もありますが、7月13日のニュースで外貨準備高が、5,132億5,400万米ドル(約54兆8,694億円)としていますので、十分でしょう。
今後の期待
しばらく低迷してたインド経済。今年度は、まだ海を出し切ることが出来ないでいるところでしょうが、先行指標である株価は、徐々に戻しつつあります。来年には、経済成長は、世界2位とされています。注目する市場であることは間違いありません。
どのくらいからどこへ投資できる
では、インドのどのような企業に投資をすればいいのでしょうか?市場もまだ成熟している途中です。そのため、個別でなくてもETFで十分利益は享受できるでしょう。インドのETFをおススメします。
NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty連動型上場投信1678
まず東証に上場している、ETFの中で一番一般的で純資産も多いのが、この「NEXT FUNDS インド株式指数・S&P CNX Nifty連動型上場投信」です。インド投資といえばこの投資信託です。
純資産は、58.8億あります。基準価格は13,400円程度です。
ウィズダムツリー インド株収益ファンド(EPI)
海外米国のETFでおススメなのが、この「ウィズダムツリー インド株収益ファンド」です。こちらは米ドル建てになります。時価総額600億ほどある大きなETFです。価格は、21.01ドルは買購入可能です。
まとめ
インド投資いかがでしょうか?
今後2年後、5年後、10年後を見越して今投資してみるのもいいのではないでしょうか?
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