Silvergate (SI) | coinbase, Geminiなどを顧客に持つ銀行
工大生に幸あれ!
こんにちは、蛍光くんです。
Silvergate capital ($SI)がここ最近大きな上昇を見せてくれたので、みなさんにもシェアできたらなと思い、簡単にnoteを書いてみました。
※投資は自己責任で!!
もっと詳しく知りたいという方はSECに提出されたS-1をご覧ください。
0.サマリー
✔️ クリプトフレンドリーな銀行としてCoinbase、KrakenやGeminiなどの取引所、ヘッジファンド、ファミリーオフィスを顧客として抱えている
✔️ SEN(Silvergate Exchange Network)により24/7で安価に送金が可能
✔️ SENレバレッジのパイロットが終了し、今後の成長ドライバーとして期待
1. 会社概要
Silvergate capitalは1988年にカルフォニア州のLa Jollaを拠点に産業銀行(industrial loan company)として設立されました。CEOのAlan Laneは以前にSouthwest Community BancorpのCOOであり、35年以上の金融機関での
経験があるそうです。
Alanは2013年にBitcoinへ投資し、送金方法を模索していました。
そして、SilvergateでSEN(Silvergate Exchange Network)の開発に至りました。
2.コア事業
Silvergateのコア事業であるSENの顧客数とデポジット(預り金)の2014年からの推移です。2017年の第一次クリプトバブルにより、
顧客数と預り金は爆発的に伸びました。しかし、その後は顧客数は増加傾向ですが、預り金は横ばいといった状況です。この状況は経営陣によると、
Silvergateの預金ベースが無利子であるため、他の利回りがある銀行に資金が流れていると説明しています。
次にSEN送金額の推移です。トランザクションボリューム、トランザクション数ともに右肩上がりです。そして、10月6日にSENの送金総額が
1000億ドルにリーチしました。
SENによる取引手数料のとSENが占める純利益の割合です。Silvergateに投資している投資家はおそらくSENに惚れているんでしょうが、実は全体の純利益の約10%足らずで、ほとんどの利益は不動産ローンです。
3.今後の成長ドライバー
CEOであるAlanの発言から成長ドライバーになり得る2つ要素を紹介します。
1つ目は、SENレバレッジです。SENレバレッジはBTCを担保に24/7で資金調達を可能にします。英取引所であるBitstampとパイロット版運用していました。現在はパイロット版は終了し、実際に運用されています。また、約600のクライアントが興味を示しているとCEOであるAlanが説明していおり、次の決算に注目しています。
2つ目は、通貨ペアの追加です。現在は米ドルのみに対応していますが、今後、ユーロ、シンガポールドルなどの他通貨も他の銀行と協力を得て追加していくようです。
それによって、顧客の増加→流動性の向上→取引手数料の増加が想像できます。
4.決算批評
Yahoo! financeから引っ張ってきました。現在まで、全ての決算でクリアしています。
4.Why Silvergate - 僕が$SIを買った理由
では、なぜ僕がSilvergateを買ったのかつらつら書いてみたいと思います。
・ニッチ市場で主要プレイヤーを抑えている
Silvergateは顧客としてcoinbase, Gemini, Bitstamp, Kraken, Binance US, ErisX, Circle, PAXOS,など暗号通貨スペースの主要プレイヤーを抑えています。来年2021年にcoinbaseがIPOすると報じられていますが、暗号通貨がクリーンなものとしての市民権を得られると思います。
競合として、JPモルガンが思いつきますが(coinbaseとGeminiを顧客として抱えていると2020年5月に報じられました)、実際にアクティブに暗号通貨スペースにコミットしているようなニュースはみられませんでした。
5.ぼくのポジション
銘柄紹介しておいて、ノーポジじゃ説得力がないのでぼくのポジション公開します。
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