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好きなことだけしてちゃダメですか?

今朝、朝食を食べている時に19歳の
次男がつぶやいた。

「仕事を生活の一部にしようと思って
たんだけどね、仕事にほとんどの時間を奪わ
れるんだよね」

高校の同級生がほとんど大学等へ進学する中、
俺は特に学びたいことはないからと兄と同じ
就職を選んだ次男。

わかる、それ!
まだ19歳なのに
すごくよい気づきだなと思った。

そして、それに気づいて働くことで、
彼はほんとうに大事なものを
見つけられるんじゃないかと思った。

今働いているところにずっと雇用されようとも
別の職の道を選ぼうと
何を選択するにしても
彼の人生の見方であり続けよう、そう思った。

なんでも体験しないとわかんないものよね。

わたしも次男と同じような矛盾に気づきながらも
何十年も「雇用される」という道を
選んできた。

雇用されることが悪いのではなく

何かしなければいけないことを忘れていて
それが何か思いだせないけど

それと別なことをしている自分を
わかっているからこそ、
矛盾を感じていたんだ。わたしはね。

ほんとはね、自由に生きても大丈夫だよ
って背中を見せられる親になりたかった
んだけどね

子育てと仕事が両立しやすくて
やりがいを感じられる
やさしい職場に転職はしたけど

子どもが小さい頃は
自由に生きるなんていう選択肢は
選べなかった。

でも、わたしの場合、自分でも謎なんだけど
希望の職種に就いたにも関わらず、
ある程度いいところまでいくと
「次行こう!」とわたしは定職を手放してしまう
性分がある。

辞めてから思うのよ。

辞めなくてもよかったよね?
辞めなくてもできたよね。
なんで辞めてしまったんだろう・・・

そう考えた時、

これ、わたしの選択じゃないぞと
ふと思った。

わたしの自我は絶対に安定を求めているはず。

だって、
ハロワの求人検索で見るのは「正社員」

周りのひとが
「わたし、正社員です」って聞くと
うらやましいな~と思う。

だってさ、
正社員は安定していて
退職金もあって
世間的にも正社員って響きが良くて
老後だって正社員だったら
絶対いいはずだ!

(でも、正社員っていろいろよね)

わたしは絶対に安定を望んでいるはずなのに
(最初はザ安定の公務員でした)

なんで手放した?
なぞ。

真我と呼ばれる自分がいたとして
真我の自分の選択は「自由」で
自我の自分は「安定」を求めている。
そんな感じがした。

わたしは
ず~と、今世、これに悩まされているんだ。

「もう終わりにしなさい」
「いい加減に降参しなさい」

お空からそう言われているみたい。

わたしはね、ある方々と合同会社を
立ち上げる予定だったのよ。
その為に前職を辞めたのよね。

でも、諸々の事情から合同会社から外された。

予定外でフリーランスで働くことなんて
自信なさすぎて考えてなくて

副業でやっていく予定だったのに。

あれ、おかしいいな。
なんで無職になった?

先日、フリーランスの先輩にお会いして
ここまでくる経緯を話していた。

「わたし、カウンセリング業で起業したくて
その前に経験が必要だなと思って
社協の子育て相談員になったんですよ~。
でも、好きな仕事だったし、
子育てと仕事の両立できる環境の職場で
居心地が良すぎて10年も長居しちゃいました!」

と言ったら

「それはそれは長い経緯を辿られたんですね」

とおっしゃっていて

それ聞いて「マジそれな!」って思った。

10年かかったよ。

好きなことをすることって
自由とはまた違う。

家にいると
「暇している」と周りから思われる
んじゃないかという根深い観念がある。

外で仕事をしているのが当たり前で
定期的な収入がないのに
「家で仕事してます!」なんて
口が裂けても言えない。(と思っている)

起業初期なんてやること山ほどあるのに。

それなのに

「わたし、仕事てないから暇だから」
と言ってしまう自分がいる。

今日も19歳の重度の障がい者の母で
ある実姉が甥っ子の送迎で困っているように
見えたから
「毎週、わたしが送ってあげるよ」
と言ってしまった・・・

ああ、情けない。

せっかく仕事をやめたのに
毎週固定で予定を入れてしまうなんて。

わたしは好きなことだけしちゃいけない
と思っているんだ。

自由気ままにしていることに
罪悪感があるから

本当の自由ってやつを
自分に与えてあげることが
できないんだなって思った。

サラリーマン生活が長いわたしにとって
憧れの自由は

本当は怖いものだった。

怖いはGO!ってよく聞くけど
本当か???

でもさ、

その恐怖ってさ、
もしかしたらさ、

ジェットコースター乗る前の怖さと
同じかもよ?

だって、ジェットコースター乗る時とか
ディズニーのホーンテッドマンションに
乗る時とか超絶ドキドキする。

怖いな~と思いながら
エイヤーって飛び込んでみる。

怖いことは本当にやりたいこと。

そんな新しい人生のはじまりに
わたしは今とてもドキドキしているのだ。











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