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子育てが終わった45歳以降の生き方

「空の巣症候群(からのすしょうこうぐん)って
聞いたことがあるかな?

子どもが自立して家を出て行った後に
それまで一生懸命子育てしていた親が
陥る症状のこと。

子どもが家に居ないだけでぽっかりなのに
同時に親の心もぽっかり穴が開いてしまうような感じかな。

空の巣症候群(からのすしょうこうぐん、Empty nest syndrome)は、子どもが家を出たり結婚したりしたときに、多くの両親が感じる憂うつで不安になる苦しみの一般的な信念を表す言葉である[1]。子育てが終わり、子供が家を巣立っていったあたりからこの症状が出てくることが多いためこのように呼ばれる[2][3]燃え尽き症候群五月病などとも似通ったもの[4]。子供が自立し、夫は仕事で忙しく構ってくれず、夫婦生活もないに等しくなり、涙もろくなり、夫の定年が近いというと、退職、即離婚といった方に展開していくこともある。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

わたしは人生のメインを子育てに充てていた
時期が長い。しかも、自分の子の成長をそばで
みていたくて、公務員保育士を辞めている。

何度かブログに書いたけど
息子が高校まで野球をやっていたので
フルタイムの仕事もしていたけど
息子のお世話&野球部追っかけ生活を
14年間もしてたわけです。

好きでやってましたからね。
好きでやっていても、しんどいし
疲れた~と愚痴ることも当然ありましたが
基本、やりたくてやっていたのです。

野球を知らなくても甲子園見てると
なんとなくわかると思うのですが

野球部の親御さんの没頭ぶり!!

我が子と我が子が所属するチームと一体になって
親も戦うんですよ!

サッカー部やバスケ部とか、
スポーツやってる子どもの親あるある。

甲子園行く行かない関係なく、
あんなに心揺さぶられる
ノンフィクションドラマは
親にとっては他にない最高のワクワクと
たくさんの感動と涙と思い出を
与えてくれるのです。

しかも、親にとっては
主役:我が子
ですから・・・

でも、生きているひとたちはみんなそう!
つい忘れてしまいがちだけど
自分の人生の主役は自分ですからね。
自分を中心に世界が回っています。
ドラマを見てても、自分が主役です。

そんな子育てが終わる。
我が子主演のノンフィクションドラマを見ながら
「終わらないで。一日でも長く見たいから」
という気持ちがよぎる。

いやいや、今しか見れないものを見るんだ!
今、この瞬間を目に焼き付けるんだ。

でも、いつか終わりは来る。
子育ては終わるんだ。

まだ、うちの息子が高校3年の時、
中学でお世話になった教頭先生に仕事で
お会いする機会があった。

「しろまるさん、まだお家にお子さん
いるんですね。いいですね~。
うちは三人子どもがいまして、
今年いよいよ3人目の子どもが県外の大学に
進学して、妻と2人暮らしになりました。
いや~、最初はさみしくてどうなるかと思った
んですが、3日で慣れました~、わっはっは!」

あっ、そうなん?
そんなに早く慣れるんだ~♡
とわたしは明るい兆しを感じたのだ。

我が家と言えば、大学に進学せず、
社会人になり、家から通っている。
じゃあ、空の巣ではないじゃないですかー!
ということになるが

あたり前だけど、息子たちは若さを謳歌して
家に帰ってこない日が多い。

旦那は不規則なお勤めなので
平日の昼間に家に居ることが多い。

加えて、わたしは外のお勤めを
辞めてしまったので、家にずっと居る。

ということは・・夫婦の時間が長い。

それはもはや老後の生活を先取りなのだ。

こんな時、外にお勤めに出ていたら
気晴らしにもなるのだろうけど
今はどこにも所属したくない欲が勝る。

職業訓練校に通っていた時、
来年から年金が支給されるという64歳の
女性が言っていたことを思い出す。

わたしからしたら
ずっと働いてきただろうに
なにもそんなに頑張らなくても・・・
と思ったのだが

「わたし、孫にお金がないと言いたくないのよ!
それに夫と一日中家で過ごすなんて無理!!
だから再就職するの。」

さぞ、ご主人とずっと一緒にいるのが
苦痛なんだろうな~と感じた。わかる。

よくよく聞いたら
旦那さんが厳しい方で
専業主婦歴も長い女性だった。

外でのお勤めへの憧れもあったと思う。

外で働くことも
専業主婦であることも
フリーランスを選ぶことも
何を選んでも正解で
いろんな人生を楽しめたらいいなと思う。

でも、女心と秋の空。

その時の状況、気分で女性は選ぶものが変わる。

ここがなかなか理解してもらえないよね~

特に女性は気持ちの波が男性よりも
大きい生き物がゆえに

「決めたことをコロコロ変える」
「わがままだ」

と勘違いされることが多いのだよ。

わたしは旦那にここのところを指摘され、
かなり怒られ呆れられていたけど
夫婦を25年もやっていると諦めなのかな。
今は寛大に呆れて認めてくれている。
(良かったことにしよう!)

わたしも軽い空の巣症候群。
でも、子育てに終わりがあることを
知っていたから
その時々でやっておきたいこと
ほぼやれたから、子育てに悔いなし、後悔なし!

子どもが生まれるまで
人生に後悔することが多かったから
子育ては自分のやりたいようにやろうと
決めていたんだよね。

で、問題は子育てが終わった後の人生を
どう生きていくのか?ということ。

わたしは友だちや周りのひとから
やりたいことをやっているひとのように
見られることが多いのだけど

実はあまりやりたいことがないのです。

だから、
「わたし、やりたいことないんです」と
ぼやいてしまう気持ち、よーくわかる。

でも、今、こうして
何をしてもしなくても心臓が動いてくれていて
今日も一日という日があって
自分で作らなきゃいけないにしろ
美味しいご飯が食べられて
あたたかいお風呂に入ることができて
気持ちの良いベットの上で横になれて
あ~、しあわせなと感じれることが
ただただうれしい。

やりたいことって
生きていたら自然と見つかっていく
のかもしれないし

すでに過去好きだったことを忘れて
それを思い出す為に
今を生きているのかもしれない。

だからね

これからの人生は

どれだけやりたいようにやれたのか?
どれだけ今日を楽しく生きれたか?

そこに焦点を当てて生きていこう!

そう思うのでした。

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