気持ちに関係する「Vさせる動詞」の覚え方・使い方
気持ちをVさせる動詞ってなんやねーん!?
「気持ちをVさせる動詞」と言われると「?」となるかもしれないのですが、「interestingとinterestedみたいな使い方をする動詞」と言えば、「あぁ!その仲間ね!」となりますでしょうか?さりげなく「excitingとexcited」と一緒に、中学校の序盤で自然と導入されるんですよね。そして高校で「現在分詞と過去分詞」という名前を知ることになったと思います。(今の中学生は3年生の真ん中らへんで分詞を扱ってますね!)
今回の記事はこの3つの動詞の仲間に関してです。助動詞と同じように、
1.使い方の確認
2.全体図の確認
3.分類
この2つの作業を行います。そのあとに「気持ちをVさせる動詞に合った」学習方法を検討していきます!文法や単語・表現って、全部に対し同じ学習方法を取り入れるのが良いわけじゃないんですね。その都度ベストの方法を取り入れていきましょう!
どれくらい重要で学ぶ意義のある動詞なの?
今回の動詞グループは、各種受験にはもちろんのこと、スピーキングにもおおいに役立ちます!
受験・資格対策として
文法問題として頻出する「動詞変化の選択問題」に対応できるようになります。この動詞グループに登場する動詞は、大学受験レベルだとしてもせいぜい20種!センターレベルの受験なら10種くらいです。また、意味のジャンルで言えば、大事なのは15種類くらいです。たったの15個のジャンルと、それらに共通する1つの使い方を覚えさえすれば、確実に得点できる!お得な動詞グループですね。
スピーキングの表現力UPとして
DMM英会話を始めて思うのですが、どんな質問でも、わりと自分の経験を具体例として話すこと、ありますよね?「わたしは~だと思う!なんでかっていうと、過去に…な経験をしてるから」というパターンが(わたしは)多いんです。過去の経験を話すと、そのときの自分の気持ちを表現する機会がありますよね!?良いエピソードのときはすぐに「It was interesting」や「I was excited」が出てくると思います。馴染みがあるので!でも、苦いエピソードのときは、「I was sad」や「It was hard」など、動詞変化ではない形容詞になってしまうかもしれません。
【これは愚痴です】個人的にこれは検定教科書の弊害だと思っていて、あまりにも"道徳"的で模範的な"良い"経験・内容に偏りすぎていると感じます!「良い気持ち」と同時に、もっとリアルな、多感な思春期の、多様な気持ちに寄り添った形容詞を学ぶべきだと思うんです。例えば世間では「いらおこ」という表現が流行っていたのに、なぜ英語で取り入れないんでしょう?べつにスラングである必要はないですよね!スペルこそいかつくても「irritated」や「annoyed」(どちらも意味は「イライラさせられている」)は会話でよく登場しますし、これから学ぶ分詞表現として意義があるものなのに~!
というわけで、ですね。スペルがやや難しいものも登場するのですが、会話する上では関係ねぇ!ってやつですね。(作文するときに少し大変かもですが、単語を声に出せているなら、スペルの目処もたてられます🌟)
ふつうの日常的な会話では「相手に質問をする」ことが大事です。でも英会話で質問ばかりしていると、相手のストーリーを聴くだけになってしまいます。結局はリスニングのレッスンを受けているのと同じです。かつ、一方的でもありますね。リスニングではなくconversation(会話)を行うには、初心者ほど、自分が質問されたとき、「どれだけ貪欲に自分語りができるか」が大事だと感じます。個人的に、オンライン英会話は「質問されるシチェーションを意図的にたくさん用意するから、どんどん語って表現の幅を増やしてね!」というサービスなのだと思います。そしてその「語り」のために、経験談は有効です!その経験談のために、感情をVさせる動詞は役立つのです!
「自分語りウザいんじゃ…」と心配しなくて大丈夫!自分語りをめちゃくちゃしたあと、相手がそれに反応し、新たな質問をくれたり、相手語りを始めてくれることが多いのでご安心ください😊相手語りをされてから、その内容に質問をすれば、それはもう立派な会話ですね!
たとえばですがわたしは今日、DMM英会話で、人のためになる人工細胞の発明からの流れで、「自分が生きているあいだに欲しい発明品はなにか」というディスカッション・トピックがありました。わたしは火星に行くための発明品を提案して宇宙のことを語ってたんですが笑《自分語り》、先生からは家事ロボットを提案!
先生「あ、家事ロボットはどう?わたしは好きじゃないけど」《新提案》
わたし「掃除ロボットならもうあるね!日本でもたくさんの人が使ってる」
先生「掃除ロボットを使うのはよくないと思う!掃除はエクササイズになるし、TV観たりして怠慢になることを防ぐし」《具体例:自分語り》
わたし「じゃあ、花にお水をあげるロボットは?わたしいつもお水やり忘れちゃうんで…」《新提案》
先生「友だちにガーデニングが大好きな人がいるけど、もしその人がロボットに切り替えたら、その人にとってなにもおもしろくないと思う!」《具体例:友人の経験談》
わたし「それは言えてる…。」
~中略~
先生「ケイコはどんなロボットが欲しい?」《ディスカッション・トピック》
わたし「わたしはぶっちゃけ怠慢だからお掃除ロボットが欲しい。笑 でもTVを観たいわけじゃなくて、そのぶん仕事したい!」《自分語り》
先生「確かに仕事で忙しい人はそうかもね。でも週末は健康のためにお掃除エクササイズだよ!」《相手へのコメント》
わたし「あ、はい笑 先生がどれだけお掃除ロボットを好きじゃないか、よく理解しました。笑」《相手へのコメント》
こんなふうにですね!例として流れを書いてみました。英語の表現を理解してほしいわけではないので、全部日本語です。英会話苦手ー!って場合、わたしもですが、なにを返したらいいのか《相手へのコメント》、日本語でですら分からん!って人も一定数いると思うんですね。そういう人こそ自分語りを多めにすると、英会話レッスンが活きてくると思います!
「気持ちをVさせる動詞」の使い方
動詞がいくつ出てこようが、使い方のルールは1つです!なので、最初に使い方から確認しておきましょう。今回例として使うのは、さっき愚痴のなかで出した「irritate」(イラつかせる)という動詞です。人間だれでも、イライラすることはありますね。自分の気持ちは素直にアウトプット!腹を立てることを素直に口に出すことは恥ずかしいことではありません😊(ブチギレて、TPOをふまえず勢いのままに暴言を吐くことは避けたいかもしれませんね!)
最近わたしがイラっとしたのは、「今年は花粉症の季節がもう始まっているということ」です。簡略化するために「花粉(症)の季節」(the pollen season / the hay fever season)とします!
登場単語は「私」と「花粉の季節」と「SはOをイラつかせる」の3つ!
使い方1:現在形
(習慣的に起こる動作・一定の期間継続する状態)
苛つかせる存在は「花粉の季節」なので、主語に花粉の季節を起きます。このように「気持ちをVさせる動詞」の主語はほとんど「物」である場合が多いです。もちろん人にもできます。「アイツがわたしを苛つかせる」だったら「He/She irritates me.」でOK!苛つかされている側である「わたし」は通常、目的語に置かれる、ということだけ覚えておきましょう!
花粉症が~!と言い始めるので、焦点は「花粉症」に置かれています。「聞いて私イラつくの!」というよりかは、「花粉症まじでむかつく!」といったニュアンスがあります。
使い方2:進行形
(今まさに動作が起きている状態)
動詞の単元で学んだことの復習です!「存在・状態」を表す動詞にはなにがあったでしょう?はい、それは「be動詞」ですね。「起きている状態」をbe動詞で表し、「起きている内容」を「irritate」の変化形(現在分詞のing形)で表します。
「あぁ~~~鼻水出てて(I have a runny nose)、目と喉が痒くて(my eyes and throat are itchy)、イライラするぅ!今すぐティッシュと目薬とスプレーください!」という状態のときは、進行形の形をとりたいですね。
いっぽうで現在形のほうは「習慣的」なので、「毎年毎年、春になると本当にイヤなんだよね!」ということを言いたいときに向いています。
使い方3:受動態
(主語がある動作をされている状態)
今度は「花粉症まじでむかつく!」ではなく、「聞いて私イラつくの!」というニュアンスを表す表現です。イライラしている「私」というのが、一番伝えたい内容になります。「わたし今イライラしてるから!(それは花粉のせいなんだけど)だから気晴らしに遊びいこ!あ、室内限定ね!」というようなかんじです。英語では最初に言う単語ほど重要な情報で、文末に来るほど情報としての優先順位が下がるんです。だからこの場合、イラつく原因である「花粉の季節」ということに対し、そこまで関心が高くないんですね。
このように、人の感情として述べる場合は、状態動詞「be」の後ろに「過去分詞」(Vされている状態)を起きます。過去分詞といえば規則変化、不規則変化がありますね。実は!幸いなことに!「気持ちをVさせる動詞」はすべて規則変化です。語末に「ed」をつけるだけ!ますますかんたんに聞こえてきませんか?🌟
ちなみにですが前置詞は、使う過去分詞によって変わります。byが多いですが、動詞によってはwithやat、inなど。英会話のために学習しているならこのへんは後回しでも伝わるのでOKです!受験や試験のためなら、それぞれペアで覚えていかなきゃですね。これは下の方で覚え方と一緒にお伝えします。
Exercise
使い方とニュアンスの違いに注目しながら、以下の文章を読んでみましょう!
The pollen seasons come every spring and fall. Hay fever irritates me during the season. This morning I was so irritated because I had a runny nose. Finally I went see a doctor before noon. She put me on several kinds of medicines. Thanks to them, hay fever is not irritating me at this moment! Awesome!
わたしの今日の1日、うまく伝わりましたか?
下に和訳も載せておきますので、分からなかった箇所は確認してみてください!
The pollen seasons come every spring and fall.
花粉の季節は毎年、春と秋にやってくる。
Hay fever irritates me during the season.
その季節のあいだ、花粉症はわたしをイライラさせる。
This morning I was so irritated with hay fever because I had a runny nose.
今朝、わたしは鼻水が出て、花粉症にすごくイライラしていた。
Finally I went see a doctor before noon.
昼前にやっと病院に行った。
She put me on several kinds of medicines.
先生はわたしに色々な種類の薬を処方してくれた。
Thanks to them, hay fever is not irritating me at this moment! Awesome!
それらの薬のおかげで、花粉症は今わたしをイラつかせてない!さいこ~!
「気持ちをVさせる動詞」の全体図
今のところ77個集めました
「苛つかせる」以外にも、いろいろな気持ちがありますね。上の表を見てください。もちろん、これ以外にもあるかと思いますので、気付き次第追加していきます!現状、ぐぐって出てきたメジャーな表現はあらかた網羅しているはずです。
左から、ポジティブな感情、ネガティブな感情、どちらにでも使える感情です。すでに3つの大枠に分類してあります!
さらに、77個の動詞をそれぞれの「意味のジャンル」に分類しています。黄色い背景になっている部分は「ざっくり分類した感情のジャンル」です。22種類あります。大事なことは、最初から1語1句確実な辞書の訳で覚えようとしない、ということです。
使いたい・覚える単語を取捨選択する
たとえば「楽しませる」関係の動詞には、今のところ11個の動詞がありますが、これを11種類の日本語で覚えようとすると大変ですよね。最初から高いハードルに設定すると、すぐに息切れしちゃいます!まずは可能な限りハードルを低くしましょう。そのため、これら11個の動詞は全部「楽しませる」で理解しておけばOKなんです!
とはいえ「こんなにいくつもあって覚えられるかい!」というのが正直なところです。というわけで、「1ジャンル(黄色)につき1英単語(水色)」を目安に覚える指標をたててみてください。そうすると77個からいっきに22個に減りますね!
英単語はすべてアルファベット順になっています。どれが良いか、先入観はあえて無くし、「馴染みがある」とか「覚えやすそう」とか「発音しやすそう」とか「新しいものにチャレンジしたい」という、自分の判断を大切にしてください。繰り返しますが、「自分で決める」以上に、意思が継続する方法はありません!わたしは「より実行しやすい方法を提示」できますが、それを「継続して実行する」ことは学習者にしかできないんです!それを責任持って達成し続けるためにも、提示されたもののなかから「自分で選びとる」ことが必要です。
ポジティブな感情にさせる動詞
じゃあどう選ぶのか?って話ですよね!特に「楽しませる」はこれだけ幅ある分、少しずつ使うべき状況が変わってきてます。「welcome」も心理的に安心させるとは思いますが、便宜上「安心させる」に加えただけです。「titillate」など、字面的に難しそうなものは、英会話ではマイナーな表現かもしれません。実際、これは「くすぐる」という意味ですし、優先順位は低めでOKです。じゃあそれ以外は~!?
1.調べる
本当に気になったもの、選び取ったものは、1つくらいは調べましょう!調べて、いくつか意味が出てくると思いますが、その中からさらに自分が必要とする表現だけを抜き取りましょう。
2.使う
今回の動詞グループを習得するには、使うのが手っ取り早い道です!なぜならば、この動詞グループを使う方法はすでにさきほど挙げた通り、基本の形が限られているからです。(他の使い方はまた今度!)
①物 動詞 私
②物 is/was/are/were 動詞ing 私
③私 am/was 動詞ed 前置詞 物
1動詞につき、この3パターンのどれか1つは作ってみるようにしてください😊
③の形では、前置詞が必要になりますので、辞書で調べるときに一緒に確認しておいてくださいね!
ネガティブな感情にさせる動詞
この中では「《物理的に》負傷させる」(wound)が、あまり使う機会がないと思います。これは「銃や刃物で」という具体的なシチュエーションを伴っている単語なんです!ハサミやカッターでちょっと指を切ったときには使えません。過去に命を狙われたことがある人以外は、そんなに覚える優先順位は高くなさそうですよね。でも「《心理的に》傷つける」という意味でなら、woundを使う機会はありそうです。誰かの発言に傷ついたりしたときに使えますね。誰かの発言を「あれは人を傷つける発言だ!」と指摘するのに使えます。(どちらもあまり出くわしたくないシチュエーションですが💦)
受験・資格試験テクニック、未知語の意味を推測するテクニックとして、分かりやすい接頭辞がたくさん使われていますね。それは「dis」と「de」です。disは「not」、deは「down」は意味すると覚えておくと、単語の推測がはかどります!ネガティブな動詞、と判断するだけで文脈を理解することができますね。このように分かりやすい接頭辞を持つ動詞から覚えていくのも有効な手です。
両方の感情にさせる動詞
4つだけ!でも使用頻度は低いかな?べつにこれをあえて使わなくても表現できるかな?と思います。入試でも頻度は低めですから、後回しリストに加えてもOKです。そうすると22ジャンル-4ジャンルなので、18個の単語を覚えることが目標になりますね!
受動態で使うときの前置詞を考える
受動態の前置詞を覚えまくる前に、以下の2点に留意しておいてください!
1.気持ちを表す動詞の場合、ぶっちゃけ前置詞以降は言わなくてもいい
前置詞以降を述べるのは必須かと言われるとそうでもありません。なぜならば、受動態の文章における主題はあくまでも「主語がなにされたか」であって、その原因となっている「by A」や「with A」は後回しの情報だからです。「by A」の部分は前後にある文章から判断できますね。
2.完全に習得しようとすると細かい知識が必要になったりする
さらに1つの動詞に必ずしも1つの前置詞じゃないんですね。後ろにどんな名詞を取るかで前置詞が変わってくるものがあります。厄介だな~!って感じますよね。
このあたりは、自分のなかで優先順位を決めてください。前置詞がそこそこ大事な目標を持っているか、いなか。
英会話だったら、前置詞は優先順位が低いかもしれません。前置詞を間違えたって、動詞の意味から相手は理解してくれるはずです。付随する前置詞を完璧に使い分けるのは、各ジャンルの動詞を覚えてからでいいでしょう。
受験や資格が目的だったら?前置詞を覚えておいて損はありません。前置詞を理解すれば、動詞のイディオムを半分制すると同義ですし、読解をするうえで文脈判断がしやすくなります。
動詞の後ろに続く前置詞を1つに絞って覚える-手順
上記のことを踏まえて!細かいことは考えずに、「とりあえず1動詞につき1前置詞をつけるとしたら、どれがメジャーなのか?」というスタンスでいっときましょうか😊2つの辞書を使って調べていきます!
手順はかんたん。基本はWeblioの共起表現辞書で、「動詞ed」の形を調べます。「隣り合う単語の集計結果を見る」をクリックし、もっとも順位の高い前置詞が(だいたいは)受動態で用いられている前置詞になります。こちらは、Weblio辞書によると「アメリカの正式な英語表現を中心」に検索してくれます。
2つの前置詞が似たような数でランクインしている場合、それは前置詞の後ろにくる目的語の違いの可能性があります。気になるようであれば2つ目の辞書「Ludwig」で検索をします。
「touched by VS touched with」もしくは「touched [by with]」のように入力すればOK!どっちの使用頻度が高いのかを教えてくれます。
検索対象は科学雑誌、新聞、公文書など、幅広いです。ただし1日に無料で使用できる回数が限られているので、要注意!
動詞の後ろに続く前置詞を1つに絞って覚える-結果
上に挙げた77個の動詞をすべてこのやり方で調べてみました。あえて1つに絞っただけで、複数の前置詞を取ることができる動詞もあります!学校や参考書では違う前置詞でやったぞ~という時があったら、そういうことです!😊
「人 is Ved by A」の形がメジャーな動詞
前置詞byには大まかに「側」「手段」「動作主」という意味を表す役割があります。この3つがbyという前置詞の意味のコア(核心)、またはbyという前置詞のおおざっぱなイメージだと思ってください。(コアに関しては、イディオムに対する考え方の手順で触れています)
たとえば「occupied by A」(Aで頭がいっぱいになる)なんですが、「Aという存在が常に側にある状態=Aのことで頭がいっぱい」というふうに考えられます。「humiliated by A」(Aによって屈辱を与えられる)なら「Aという動作主によって」と単純に考えられますね。こんなふうに意味の足し算して、楽しんでみてください♬
細かく考えたくない人は、こんなにbyが多いなら、とりあえずなんでもby使っておけばいいや!と取捨選択をしていいと思います!
「人 is Ved with A」の形がメジャーな動詞
withはbyと同じ「側」というコアがあります。だからでしょうか。たとえば「He is occupied by」と「He is occupied with」は、どちらもインターネット上で使われています。ぐぐってみると以下のような検索結果でした。
by - About 1,640,000 results
with - About 341,000 results
Ludwigで調べるとbyが100%、withが0%です。
Longman英英辞典でoccupiedを調べたところ、occupiedはwithを伴うと書かれているものの、例文ではbyが使われているものもあります。こう見ると、細かく気にするものではないのかも?と思えてきますね!
「人 is Ved at A」の形がメジャーな動詞
同じ驚くなのに「surprise」は「by」で、「amaze」と「astonish」は「at」なの、なんでー!?と思いませんか?surpriseもatで大丈夫です。ただbyのほうが使用頻度が高かった、というだけです!Ludwigで使用頻度を比べてみると、byは「52%」、atは「48%」でした。このように大差ないのもあります。
「人 is Ved to A」の形がメジャーな動詞
調べるときに気をつけなければいけなかったのが、この「to」です。toは「前置詞として後ろに名詞を置く」役割以外にも、「不定詞として後ろに動詞の原形を置く」役割があるからです。
前置詞toは「動作を行う対象」を表します。だから「dedicated」(尽くす)や「devoted」(専念する)との相性がいいんですね。
「人 is Ved about A」の形がメジャーな動詞
aboutは「~ついて」と訳すことが多いおかげで、中学生のころから慣れ親しんだ前置詞ですね!「近い」といいうのは「約1万円」「~しようとする」などに使われるからです。「1万円に近い」「動作をする瞬間に近い」ということですね。雰囲気というのも、これに近い気がします。動詞ですが「bring about A」で「Aを引き起こす」という意味なんです。これは「Aを引き起こす瞬間に近い状態をbringする」とか「Aを引き起こしそうな雰囲気をbringする」と考えてもいいですね。
「間接的な物事に対する方向」というのが今回の動詞で使われている意味です。「~について」のことを指すので、もはやこれは訳で覚えちゃったほうが早いかも!
「人 is Ved in A」の形がメジャーな動詞
refreshed(気持ちが一新された)、relaxed(くつろいだ)、wounded(負傷した)が「in」を取るのはそれらの動作を行った「場所」をすぐあとに置くのが自然だということが分かります。「with」を使えば「安心したり怪我したりする道具」を表せますが、「どこでそうするのか」と言うほうが多いようです。
interestedのinは「分野」を表します。分野とは、「ある知識の範囲内」のことですよね。
「人 is Ved of A」の形がメジャーな動詞
relievedを「心を和らげられた」と訳すことがありますが、これには前置詞句を取らないことが多いです。「あぁ~ほっとした」という感じですね。「be relieved of A」で「Aを免れる」という意味になります。「relieve」に「緩和する・救う」という意味があり、「of」が「離脱」を意味する前置詞だからだと思います。
convinced(説得される→確信している)がofを取るのは「方向」(~に関して)という意味からだと思います。「~に関して」というとaboutが頭に浮かびますが、ofはaboutよりも漠然としている、というイメージがあるようです。説得された結果だからでしょうか?😊
ashamed(恥じる)、tired(飽きる)、scared(恐れる)、terrified(うろたえる)のようにネガティブな動詞とofがセットになるのは、ofの「離脱」のイメージからだと思います。イヤなことだから離れたい、という意思が見えますね。
以上で、調べることに関しては終わりです!あとはみなさんが「使う」のみ!英作文してみてくださいね(*^^*)
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