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世界を旅するキッチン:レバノン料理
週末の世界を旅するキッチン、今回は中東・レバノン料理に挑戦してみました。
レバノン料理は、ケバブなどトルコ料理などと共通する要素もありますが、スパイス使いが穏やかで洗練された印象ですね。最近のヴィーガンブームもあって、(ギリシア正教会で)肉や魚など動物肉をあまり食べず、野菜のメゼが多彩でヘルシーな中東料理は世界中で人気。
かつてベイルートは「中東のパリ」と呼ばれていましたが、実はレバノン内戦を避けて、多くの人が海外移住したことで、その料理が欧米で広まったそう。今年のベイルートの大爆発事件などで政権も経済も未だ機能していないそうですが、何とか平和な日々が回復しますように。
中東は未訪ですが、今回ロンドンやバンコク、ニューヨークで洗練されたレバノン料理を頂いた体験を思い出しながら、料理を作ってみました。
レバノンのメゼ(野菜の前菜)の定番、イタリアンパセリとキヌアのタブーリに、バジルソースのフムス、子供も大好きなぶどうのサラダ、そしてカリフラワーのグリル・タヒーニソースと羊肉のグリルを。全体にレモン汁の酸味が効いています。
シンプルで素材の旨味を活かした料理は日本人好みで、たくさん食べても胃もたれせず、とてもお勧めです。