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ドミニカン リパブリックのバケーションはハネムーンスィートの部屋とシャンペーンの特別待遇を受ける

ドミニカン リパブリックに来ています。
昨夜は初めてのホテルのベッドでぐっすりと気持ち良く眠れた。
いつも家でもよく寝るのだけれど、眠りの質が違う。疲れていたせいもあって、一度も夜目を覚ます事もなく朝まで通しで眠れて、起きた時の第一印象が、「あれ、ここはどこ? そうだ。ホテルにいるんだった」と改めてドミニカン レパブリックに来ている自分を思い出した。質の良い睡眠は本当に必要だ。気分も爽快だし、体の調子もすこぶる良い。朝のコーヒーが美味しい。

昨日ホテルについてチェクインした時に、フロントデスクから「お帰りなさい。ハネムーンスイートの部屋をご用意しています。」と言われて驚いた。いつから私達はハネムーン客になったの? どうして始めての滞在でアップグレードしてくれるの? 大きなジャグジ風呂がついている広い部屋に入るとすぐ、冷えたシャンペインとフルーツのセットが運ばれてきた。ホテルのマナージャーがご挨拶したいとメッセージが電話に入っていた。このVIPの待遇は手配ミスなのか、それとも訳があるのか?

その理由がわかった。私達夫婦は、過去10年間の9年をメキシコのタルム(Tulum)にあるドリームズ リゾート&スパに宿泊している。カンクン空港から車で2時間ほど走らせたこの静かなリゾート ホテルを私達は非常に気にいっていた。ホテルで働いているスタッフは皆フレンドリーで一生懸命よく働く。私達が2年目に訪れた時、ロサという名前の女性のレストランの案内係はレストランに入ってきた私を見るなり、「ケイコ、お帰りなさい!」と私の名前をクリア
に発音して私達夫婦を覚えていてくれたのにはびっくりした。常に忙しいロサとは個人的な話はあまりできなかったが毎年行っているうちに、少しずつ彼女の私生活がわかってきた。毎朝バスを使って片道1時間かけてホテルに来るとか、子供の好きな食べ物だとか家に帰ってから子供達の宿題をみるのが大変だとか。ある年のこと、その日が彼女の誕生日で仕事が終わったら家族と親戚が集まってお祝いをしてくれると聞かされた私は、急いでお誕生日のカードを買いに走りレストランの勤務が終わる前に彼女に手渡した。ほとんど毎年のように、私達夫婦は8月の末から9月初めにかけて2週間を同じホテルで過ごした。ロサに会うのが楽しみのひとつでも会った。しかし、そのロサと会うことはもうない。

昨年2021年にも私達は、メキシコに出かけいつものtulum ドリームズ リゾート &スパに滞在した。ホテルに着くなり、フロントにいるいつもの顔ぶれが違っていることに気がついた。ホテルが売られ新しい経営者のもとで従業員が総替えされた事をフロントからその時に知らされた。それでも淡い期待を秘めてレストランに行ってみたが、ロサの姿を探しても居ない。他のスタッフに聞いても誰もロサのことは知らなかった。

主人が今年もメキシコのTulumに行きたいと言い出した時に、私は「もう毎年同じ所にいくのは飽きたから、違うところにしましょう」と言い出したのは、ロサがいないホテルに滞在する興味が失せたからでもあった。そこで、バケーションの行き先がドミニカン レパブリックになったわけであるが、ホテル選びになった時、私達はサービスとレストランの質の高さと良い思い出がいっぱいある同じチェーンのドリームズ リゾート&スパを選んだ。主人は予約をする時に、私達はドリームズ リゾート&スパの常連であること、メキシコのTulum での素晴らしい体験などを書き添えたのである。

それが初めての滞在である私達がこのハネムーンスィートの部屋にアップグレイドされた所以であると思う。
ここのホテルの従業員も皆フレンドリーでサービスも良い。長くうねったプールも綺麗で気持ちが良い。しかし昨夜行ったイタリアンレストランも今日行ったバッフェ スタイルのワールド カフェも名前とコンテンツはTulumと同じなのだが、料理は比較にならないほどお粗末だ。私達のように2週間の滞在中一度もホテルから外に出ないとなると、ホテル内のレストランでの食事はすごく大事な要素を占める。まだフレンチ レストランやアジアン系レストランやシーフード レストランには行っていないので、2つのレストランだけで総体的な判断はできないけれどおそらくあまり期待はできない感じがする。同じホテルチェーンでもレストランのシェフは違うのでどうしようもない。ホテルが古いのも仕方がないが、レストランの味は改善できるものである。経営者が心からホテルの質の向上をめざしていれば、もっと改善の余地はあるのに残念だ。マネージャーと会う機会があれば、失礼のないように、かつ率直な声を伝えた方が良いかとも思っている。

ここはアトランティック オーシャンに面しているからなのかわからないけれど、海の色も違う。砂浜の色も違う。メキシコのカリブ海の色は本当に綺麗な青だ。砂浜も本当に白い。ホテルの広大な敷地に植えてある植物や咲き乱れている花の見事さも違う。

ここまで書いてきて我に返った。なんて贅沢な批判だ。ないものを数えないで、あるものに感謝しましょう!と日頃から私が口癖にしているのに、何としたことか。バケーションが取れない人もいっぱいいるし、やれ食事がいま一つ美味しくないとか、海が綺麗なブルーでないとか、なんたる浅はかで未熟な私。反省。今、与えられている全てを感謝して楽しい時間を過ごそう。

ここまで読んでくださって有難うございます。



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