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今でもヒーロー
世界一周で特に楽しみにしていた国の1つがキューバです。
そのキューバを語る上で欠かせない人物がいます。
チェ・ゲバラです。
キューバ人にとってはヒーロー的存在。
町のいたるところで、チェゲバラが溢れています。
お札もゲバラ。
本名はエルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナ
うん、長いね。
もともとはアルゼンチンの裕福な家庭に生まれ、医師免許も持っています。
学生時代に親友と2人でバイクで南米を旅して、アメリカの資本主義に搾取されている南米諸国の現実を目の当たりにし、革命家になることを決意。
この辺は有名な映画、モーター・サイクル・ダイアリーズの映画にもなっていますね。
彼の生涯における最大の功績は、1959年のキューバ革命。
フェデル・カストロと共に、それまで物理的にも経済的にもアメリカに従属的になっていて、国民の苦しみを顧みなかったキューバのバティスタ政権を打倒し、社会主義国を樹立するきっかけとなった革命です。
もともとキューバ人だったフィル・カストロは最近までキューバで国家元首の座に就いていましたが、チェ・ゲバラは、革命家として、キューバ革命後も他の国々での革命闘争に参加し、39歳の若さでボリビアで暗殺されて、亡くなっています。
キューバの内務省の壁に描かれた、チェ・ゲバラ。
隣の情報通信省には、これまたキューバ革命に一役買ったカミーロ・シエンフエゴスも描かれています。
今でも彼の影響力は絶大で、町のいたるところにチェ ゲバラが溢れています。
キューバにいるとだんだんとゲバラのファンになってしまうから不思議です。
何と言ってもイケメンですからね(*´艸`)
ハバナで出会ったキューバ人に「ゲバラは好き?」と聞くと、「もちろん!彼はヒーローだよ!!」とやや興奮気味に話してくれました。
ちなみにカストロは?と聞くとうーん…と渋い顔してましたが(笑)
亡くなってもなお、キューバの観光収入を支え、キューバを支え続けるチェゲバラ。
昔も今もチェゲバラは、この国にとってはなくてはならない存在のようです。
チェゲバラには、今のキューバはどう映るのだろう?
現状のキューバは、彼が目指した理想主義になっているのだろうか?
ゲバラの会って聞いてみたい。