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北方領土問題について話し合ってみた

世界一周を始める前の少しの期間、アリゾナ大学で大学生となり、なんちゃってキャンパスライフを楽しんでいました。

CESL(Center for English as a Second Language)のクラスに通っていて、簡単にいうと英語圏じゃない国の人たちが大学に通うために英語を習得するクラスで、私は大学には行かないのだけど、英語の勉強のために少しだけ通っていました。

私のクラス。

かなり下の方のクラスだけど(笑)

ここでの収穫は、英語の勉強よりもたくさんの国の人たちと仲良くなれたこと。

授業が終わったあとは、音楽クラブでみんなで演奏しながら歌ったり、

休日はパーティーやBBQ、メジャーリーグ見に行ったり、

外人の休日におけるパーティーとBBQにかける情熱は理解できないものもあるけどw

ある日、手巻き寿司パーティーを開いているときにロシア人の彼にこんなことを聞かれました。

「Keiko,北方領土を返して欲しいか?」

私は正直驚きました。こういう国同士の問題ってなんとなくタブーなのかなと思っていたから。

これって空気を読む日本人的な発想なのかな。

私の薄っぺらい知識とつたない英語で話し合うのもためらわれました。

でも、ロシア人の彼がこの問題についてどう捉えているのかに興味があったので、私はこの問題について彼と話し合うことにしました。

私「もちろん返してほしい」

彼「どうして?」

私「もともとは日本のものだから」

彼「今はロシアのものだ。ロシアには北方領土が必要だ。」

私「今はロシア人が住んでいて難しいのはわかるけど、昔はアイヌの先住民たちが住んでいた場所。私たちは北方領土が帰ってくるのを願っている。ロシアは領土が広いし、日本の方が北方領土が必要だ。」

彼「よし、それなら半分にして2つに分けよう。」

私「いや、4つ全部でないとダメだ。」

と、こういうような大した内容ではなかったし、彼はユーモアのある人だったから半分冗談で話していたのだけど、私にとっては新鮮な出来事でした。

まさか自分が外交するなんて思ってもいなかったけど、これをきっかけに自分なりの意見をきちんともっていないと話し合いができないと感じたし、いろんな角度から物事を見る目が必要だなと感じました。

日本人、韓国人、ロシア人。右がロシア人の彼。私がボルシチ食べたことないというと、私のために作ってくれました♪


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