砂漠のオアシス
サハラ砂漠のお膝元、メルズーカで泊まった宿が大好きでした。
「オアシス」というこちらの宿はその名の通り、ほんとに砂漠の真ん中にあるオアシスみたいだった。
モロッコ人は基本とてもフレンドリーで親切なんだけど、宿のオーナーのアリ、そしてスタッフのみんなが特別親切でとっても居心地のいい宿でした。
土壁のかわいいホテル
ホテルを出て5分ほど歩くと、そこはもう砂丘!すごいロケーション!
砂漠の手前のオアシスにはたくさんのナツメヤシの木。
初めてナツメヤシ食べた。ここの人たちにとってはおやつのようなものらしい。
オアシスにはカエルがたくさんいた。(夜はもっともっとたくさんいる)
外のテラスに洗濯物を干すとたった30分でカラカラに。
これだけ気持ち良く乾くと、旅の辛い作業No1の洗濯も楽しい。
そしてテラスで歯を磨く。好きな音楽を聴きながら。
この非日常の中で、自分の日常をこなしている、その感覚にわくわくする。
お昼を過ぎると死ぬほど暑いのでみんなでシエスタ。
ゆういつファンのある部屋でチャイやオレンジジュースをごちそうになり、みんなでおしゃべり。
そして、ひたすら暑さが過ぎ去るのを待つ。
夜になると星を「見に行こう」とスタッフとみんなでお散歩。
街頭や光が何もないので、星がほんとにキレイ。
はっきり言って星座は、あの星とあの星と言われてもよくわからなかったけど・・・
昔の人は北極星から星座がどの位置にあるかで方角や時間を測っていたとか、いろんな星座の話がなんともロマンチックで、
こんなに背が小さいおっさんじゃなければ、惚れてしまいそうだった(笑)
テレビもネットもなくて、シャワーも水シャワーだったけど(砂漠だから水があるだけOK!)、
ここでは日常がとてもゆっくり流れてるみたいだった。
ここで生活していくことはきっとラクではない。
それでも彼らの生活は豊かだったし、「ここが大好きだ」と言ってた。
明日も明後日も、彼らの暮らしは続いていくんだろうな。