見出し画像

ホノルルマラソン応援

後半のスタート

 ホノルルマラソンも後半戦に入りました。ダイヤモンドヘッドの脇を少し登ったのですが、今度は下り始めました。道幅が広くなり、視界が開け、辺りはすっかり明るくなりました。さんさんと降り注ぐ太陽の光、様々な国から来たランナーたち、これぞ私が夢に描いていたホノルルマラソンの光景です。
 「願えば叶うんだ」「今、私はホノルルを走っているんだ」喜びが込み上げてきました。

この写真はもう少し先だったかも。振り返って、撮影しました。

近隣の方々の応援

 この頃が自分のことも周りのことも、一番観察できる時間でした。ここで少し応援のことについてお話をします。

 ダイヤモンドヘッド辺りでは、まだ薄暗い頃から学生たち(多分、日本だと小学校高学年から中学生くらい)が集まって応援をしてくれました。その後も子どもたちも含む、給水ボランティアの人たちがいました。

 他には、個人的にお菓子などをくれる人がいました。日本のマラソンだと私設エイドで、フルーツや飲み物や飴などをくれる人がいます。そこは同じなのですが、ホノルルマラソンで沿道の人が渡してくれていたのは、個包装された大きめのシリアルバー!ちょっとそれは食べきれないと思って遠慮させていただきました。
 日本人はいざ善意で何かをする時も、受け取った人のことを考えて、すごく細やかです。でもシリアルバーを一本渡してくれる大らかさ、気前の良さもいいなと感じました。

 家の前にアウトドア用のテーブルや椅子を出し、走っている人を応援しながら飲食をして楽しんでいる家族もたくさんいました。特に走っている人に振る舞うわけではありませんでした。ただ見て、楽しんでいるのです。ホノルルマラソンが市民にとって、楽しい年中行事として根付いていることを実感しました。

 他には建物の修理作業中の人が、ニコニコしながら手を振ってくれたり、普段通りの生活をしている人が動きを止めて喜んでいる場面もありました。ホノルルマラソンが特別なことではなく、走る人と見ている人との区別もあまりなく、みんなが楽しんでいることが伝わってきました。

仮装や音楽を流しての応援

 マラソンでは走る人も応援する人も仮装をして楽しむことが多いです。全体的にはナチュラルな応援の多いハワイでしたが、本格的にやるとなると、やたらスケールが大きかったです。他には大音量でロッキーのテーマを流しながら踊っていたり、ノリノリでした。

 訳の分からない写真になってしまいましたが、バッドマンの応援だったと思います。

ツアーの応援

 ホノルルマラソンには日本から様々な旅行会社からツアーが出ていて、ツアーで参加している人が多いです。ツアー会社ごとに応援団がいました。人数が少ないツアーの人たちは一体感があり、そのツアーに参加している人が走ってくると名前を呼んで、大声援を送っていました。
 私が参加していたJALのツアーの目印は赤いリストバンドでした。JALのツアー会社の人や参加している人の家族が途中にいて応援をしてくれました。超大所帯でにぎやかでしたが、他のツアーと比べてしまうと一体感やアットホームさには欠けました。

最後に

 私、意外と周りを見ていたんですね。日本のマラソンとは違ったオープンで開放的で、自由な雰囲気でした。そしてやっぱり応援してもらうことは嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?