マラソン準備

荷物をひっくり返して準備

 アラモアナからトロリーバスでホテルに戻り、次の日のマラソンの準備を始めました。

 大きなスーツケースにたくさんの荷物が入っていたのですが、私はなぜかこういう時、カバンの中の物を全部出してしまう癖があります。
 家からお菓子やカップラーメンやマッサージ器具やいろーんな物を持ってきています。(結局あんまり食べなかったり、使わなかったりするんだけど、あった方が快適かなーと思うものを全部詰め込んであります。)それらはチェックインした時に、ホテルを自分の部屋のようにして並べてあります。そこでマラソングッズや服は一度カバンにしまいました。

 それをもう一度ベットの上にひっくり返します。何が何だか分からなくなり、さっきベトナム料理店で使ったはずのカメラが見つかりません。
「あれっ?カメラを忘れてきた?」と動揺がはしります。もうベトナム料理店に連絡をとる時間はありません。
 カメラはマラソン後に落ち着いて探すことにし、とりあえず、マラソンに必要なものは出しました。(結局、カメラはマラソン後にホテルの部屋にありました)

荷物預かりと朝食受け取り

 私の泊っていたホテルから、10分くらい歩いたところにあるホテルが、ツアーの本部のようになっています。そこに荷物を預けておくと、ゴール後に受け取ることができます。
 受付でいただいた、荷物預かり用の袋にタオルや着替えをいれました。同じホテルで、明日の朝食も受け取ることになっています。そこに向かって歩いていきました。

 すると、ツアーの最初に受付に行く途中に出会ったHさんに、ばったり会いました。
「ぐうぜん~」と喜んで手を振ると、Hさんが
「荷物預かりに行くの?」「ホテルあそこだよ」
と指さした場所を、私はすでに通り過ぎていました。
良かったです。Hさんに会わなかったら、気付かずにどんどん歩いていくところでした。

 カメラのことと言い、ホテルを通り過ぎていたことと言い…。マラソン本番が近づいてきてそわそわし、心ここにあらずになってきていました。

 無事に目的の場所に辿り着き、荷物を預けようとしたら、担当の人が
「ゼッケンは?」
 袋にゼッケン番号を書いておかなくてはいけなかったのです。私はそのことを知らなくて(説明をよく聞いていなくて)記入していなかったし、ゼッケンを持ってきていませんでした。その場で調べてもらうこともできず、結局預かってもらえませんでした。朝食のおにぎりだけいただいて、ホテルに帰りました。
 また往復で20分歩く気力はなく、荷物預かりは諦めました。

最終準備

 ホテルでは明日着る服や履くシューズを一か所にまとめ、ウエストポーチに栄養食などを入れました。途中で給水は十分あるけれど、日本ほど給食は充実していないと聞いていました。42.195km走る間にはカロリーを摂取しないと、エネルギー切れを起こしてしまうのです。
 他には、走った後にJALのエイドでマッサージを受けられると聞いていたので、マッサージ代+少しのお金を入れました。カメラはまだ見つからなくて気がかりですが、気にしていても仕方がないです。

 お昼の3時過ぎにお昼ご飯を食べたので、夕ご飯はコンビニで買ったもの(サンドイッチだったかな?)を少しだけ食べました。

眠れない問題

 そういう柄じゃないと思われがちですが、私はマラソン大会の前日は大体眠れません。眠れない理由は色々ですが、一言で言うと
「高ぶっているから」です。

 初マラソンの前日は、完走できるか心配で緊張して、ほとんど眠れませんでした。それ以降は練習の成果を出せるかどうかが気がかりで、やっぱり眠れません。
 ホノルルマラソンの時はそういう緊張はありませんでしたが、時間通りに起きることができるか心配でした。(念願のホノルルまで行ったのに、寝坊して走れなかったは、いくら何でもないよなーと思うと緊張)

 今ではあまり緊張せずに眠れることもありますが、基本的には、フルマラソンの前日はほとんど眠れません。

 ある頃から、マラソン前日にしっかり寝ることは諦めました。
「寝ずに走ったって、倒れることはない」
「走り終わった後に寝ればいい」
そういうことにしています。

 正確な時間は覚えていませんが、5時スタートだったので、3時頃に起床予定だったと思います。 それなのに12時くらいまで眠れませんでした。うとうとしただけで、起床時間になりました。

最後に

 ハワイについてから、ずっとお気楽に過ごしてきたのに、突然、緊張感に包まれてきました。とうとう夢に見たホノルルマラソン当日です。思い出しながら、今の私もワクワクしてきました。

 今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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