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ホノルルマラソン当日の朝

ホテルを出発

 マラソン当日がやってきました。でもまだ喜びや実感は胸にこみ上げてきません。予定の時間に起きることができて、とりあえずホッとしています。ウェアに着替え、昨日受け取ったおにぎりを食べて出発です。
 朝食は日本で事前に注文をしておきました。日本円で1000円くらいだったのですが、おにぎりが何個か入っていただけでした。(ちょっとしたおかずとお茶もあったかも)その時は「1000円でこれ?」「コンビニで買えばよかった」と思いました。
 今思えば、初めての一人海外旅行で、絶対に朝食が必要な状況です。コンビニで買えるかどうかも分かりませんでした。事前に安心を買ったのだから、それで良かったのになと思います。

 近くのホテルまで歩いて行き、そこからスタート地点まで行くシャトルバスに乗りました。そこでまた、初日に知り合ったHさんに会いました。人がたくさんいて、ピストンで運ばれていく状態なのに、すごい偶然です。でも遠くにいて、手を振ることしかできませんでした。その後は人ごみの中、はぐれてしまいました。

 それからJALツアーの集合場所に向かいました。とにかくすごく大勢の人がいます。みんなでエアロビの準備運動をし、私はトイレに行きました。トイレは日本のマラソン大会の時を思うと、割とスムーズに入れました。

 周りは日本人ばかりです。異様に人がたくさんいることと、暗いこと以外は日本のマラソン大会の前と同じです。ただ、さすがホノルルマラソンなので、開放的な服装の人もいました。まだ日本人ばかりの中で、華奢な可愛い女の子が上半身スポーツブラ一枚で歩いていることが、ここはハワイだといくら自分に言い聞かせても、気になってしまいました。走り始めたら、明るい日差しの中で、海外の人もたくさん入り乱れ、色々なスタイルのウェアを見慣れてきました。

 あと、小学生くらいの子どもも、結構いました。子どもが42km走るんだと感心しました。

スタート位置へ

 準備運動をしたりトイレに並んでいたりしていた場所を出て、スタート位置に向かう時間がやってきました。私は5時間から6時間が目標の場所に並んでいたようですね。
 いつものことですが、ちょっと暇だったので近くにいる日本人女性に話しかけてみました。その人はおっとりした雰囲気の方でしたが、ウルトラマラソンを走っているとおっしゃっていました。なぜかチェックのランニングパンツが印象に残りました。(私は人の着ているものが気になるのだろうか?)

スタートの時

 とうとうスタート時間が近付き、花火が上がり始めました。
 ホノルルマラソンがスタートするという実感がやっと湧いてきて、テンションも上がってきます。

私が撮った写真

オールスポーツで買ったプロの撮った写真(見出し画像も)

 夢に見ていたホノルルマラソンのスタート地点を超える時がやってきました。

とうとうスタートです!

最後に

 明日からは、とうとう走っている最中の話になります。
 正直、あまり細かいことは覚えていないのですが、がんばって思い出してみます。

 5年前というのはついこの間のようで、色々なことが変化しています。この頃、全く走る気配もなかった夫も、今ではランニングをしています。そしてまさか海外に行くことができない日が来るとは、思ってもいませんでした。この頃は予定していた旅行には必ず行けるということが当たり前でした。

 こんな時間を過ごせたことが、すごく貴重なことだったのだと、今では感じています。

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