抑圧した感情
綺麗ごとばっかり言ったり書いたりしてあるものに
辟易することはありませんか?
私はありました。
人は、理想ばかりが大きくなって辛くなる、
そんなこともあります。
現実はなかなか思うようにはいかなくて、
頑張っているのに、躓くこともあります。
良いイメージや感情で引き寄せ。
とか、波動を高くして。。とか。
キラキラと美しい言葉で、埋め尽くし
ネガティブなことは考えないようにしましょう。
というのは、どこか嘘くさい。
だって人間としての自分は
嫉妬心で苦しんだり、劣等感に苛まされたり。
執着心でいっぱいだったり
黒い部分も間違いなく持っているのではないですか?
臭いものに蓋をするように、
黒い感情をなかったことにするのは
感情を抑圧している、といっても過言ではありません。
抑圧した感情は、どこに行くのでしょうか?
自分自身を攻撃したり
自分の体を攻撃したりすると、メンタル疾患や
病気になるかもしれません。
違うところへ逃げようとすると
浮気したり、アルコールやギャンブルに走ったり。
買い物依存なんかも、そうかもしれません。
怒りや悲しみの負の感情と一般に言われる感情は
決して要らない感情ではありません。
ムリに抑え込まず、感じ切ることで
その感情を感じることが十分になります。
十分になった後で見つけることができるのが
今ある自分に感謝できる、そんな感情です。
今ここに感謝できると苦しい感情を手放していけるのです。
ムリムリ、感謝しなくちゃ!
ポジティヴでいなくちゃ!
と、思考することは、あんまり助けにならないと思います。
陰陽のバランスがあるように
表があるから裏があるように
ネガティブな感情があるから
ポジティブな感情に気が付くこともできます。
陰陽抱き合わせて自分だと、認めていく、
バランスの取れた心。
すなわち、仏教でいう中道、
孔子のいう中庸の心は
平穏をもたらしてくれるでしょう。
溜息を深呼吸に変えて、太陽の光を浴びる。
上を向いて、天を仰ぐ。そんな些細な、できることから
抑圧した感情を手放していきましょう。
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