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【パートナーシップ基本のキ】男性性・女性性ってなに?

過去に「男だからこうとか女だからこうとかそういう【考え方】は私好きじゃなくて」と話している知人がいました。
それはその人が夫さんの愚痴をこぼしている最中の発言だったのですが、私は「おおっ、【考え方】だと思ってるのかぁ」と思ったのを思い出します。

言いたいことはわかります。
一概に性別でひとくくりにして全部を言えることなどないに決まっているからです。

なんですけど私はそれでもあえて言いたい。
「男と女が同じ生き物だと思ってるからゴチャゴチャが起きる」ってことを(笑)

私は女性のお話しを伺うようになってだいぶになりますが、最初別のお悩みで相談に来られた方でも結局掘り下げていくと夫婦の問題が浮上してくることが本当にめっちゃ多いです。
なので具体的なトピックとしては結局はこのことについてお話しする機会がもしかすると一番多いかも知れません。

わかりやすく「夫とバチバチ」という人もいるけれども、そうでもない人も「まぁこんなもんでしょ」という感じでも実は腹に据えてるものがあったり「表面上は問題ない」ということで核心を棚上げしていたりというケースが多いんですが、話が芯食ってくるとだいたいポツリポツリとその本丸を語り出すということがよくあります。

もうほんとに私はこれは子どもの頃から保健体育で教えた方がいいんではないかと思うんですが、昨今「多様性」ということで男だ女だと性別のことで言及していくのはナンセンスみたいな風潮がありますよね。
だから今までは実際にお会いする人にしか詳しいことは話さずに来ました。
でもこのことは知っておいたら役に立つことがたくさんあるなーと思います。
このマガジンのパートナーシップに書くことは性自認が体と相違ない人向けです。

体と心の性が一致している場合、【考え方】とかじゃなくて、普通に生物の自然の姿として当たり前にオスとメスには生体の違いがあります。
それは体の作りのことだけではなく、性質にも影響しています。

私たちはいつも忘れがちなのですが、我々はヒトという動物のオスとメスなのでして、その特徴があるのは当然のことなんですね。
そのことの超基本から見ていきたいと思います。

ヒトのオスとメスの違い

男性性とか女性性というのはざっくり「男らっぽさ」とか「女っぽさ」みたいに捉えてもらえればと思います。
それは体のつくりに現れていますが、特に性器のさまを見ると違いが一番よくわかります。
そしてそれは精神構造に相似しています。
相似とはその字のごとく、相似通っている(あいにかよっている)という意味です。

男性だったら男性性だけがあるのではないし、女性もまたしかり。
どちらの性にも両方が含まれています。
※それは次の記事で詳しく書きます

しかし体が男性ですとその51%以上、つまり半分以上は男性性が優位で、女性は51%以上が女性性が優位になります。

上記図に書いたような特徴はあくまで一部ですが、だいたいこんな感じで「まぁそういう傾向はあるかもなぁ〜」というイメージが出来るかと思います。
あくまで傾向なんですが、傾向はやっぱりあるのです。

男性だからといっても男性性が過剰に優位になりすぎると、むっちゃオラついた感じになって、俺様っぽくなったりします。(モラハラなどとは別)

女性が女性性に過剰に偏るとその特性からウジウジしがちになります。
私なんて…という湿っぽさがすごく出るんですね。(鬱などとは別)

まずはざっくりと体の性別でその性質に違いがあるというところがこういう感じです。

続く

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