子供たちが帰って行った後、セント・ニコラウス(サンタクロースの原型になったと言われる聖人)が園に持ってきてくれた子供たちへのプレゼント、鈴のネックレスだけが園庭に残る。
昼間は、子どもたちの首にかかっていて、子猫が動くたびになる鈴のように、子供たちが走り回るたびに鈴が鳴る。シャン、シャンという鈴の音が、クリスマス前らしく、園庭に響き、長いゴムの紐をサンタクロースのそりに見立てた子供たちが、ゴム紐の中に入り込みトナカイよろしく並んで走る。
シャンシャンという音をたて、「ほっ ほっ ほっ〜」と言いながら、園庭を縦に横に走っている。
ベンチで寝たふりをしている子どもたちのところに、プレゼントを配りにいくのだが、うす目を開けてみている子どもたちのところへ行くとU-ターン。「寝たふりだと、プレゼントは置いていけないね!」と、いいながら。
昼ごはんを食べた後は、私が下手なギターをかき鳴らし、クリスマスの歌をいろいろ歌ってみる。子どもたちは、鈴を鳴らしながら一緒に歌う。
早い歌い回しの歌詞や、スペイン語の歌詞だと、口がスピードについていけず、子どもたちに歌は任せる。なんと言ってもネイティブスピーカーは強い。
今年度もあと2日で終わる、こども園。
鈴も子供達と一緒に、お家に帰り、冬休みを迎える。
Merry Christmas and Happy New Year