発達過程11<6歳ごろ>
どうして教えてくれなかったの?発達過程<6歳頃>
「発達過程」という言葉をご存知ですか?子供の身体と心が、どのように育つのかを、大まかに示したものです。保育士などの資格取得の際には必ず勉強する科目です。子供の成長は十人十色。もちろん、この通りには行きませんが、大まかな流れを把握することで、子育てに対する不安の解消、親の心のゆとりにつながります。是非「発達過程」を学び、子育てを楽しく、笑顔で過ごしましょう。
今回は6歳頃の発達についてお伝えします。
【自主と協調の態度】
6歳頃になると、遊びは仲間同士で遊ぶことが多く、仲間の意思や仲間の中で通用する約束事、決まりが大切になります。遊びのながで各々の役割が生まれ、それぞれがその役割を担うことで協力しながら遊びを展開していきます。
遊びをさらに楽しく、楽しさを共有するためには、これまでの知識やイメージを最大限に利用し、新たなルールを作ることが必要になります。その経験の中で、友達の主張に耳を傾け、共感したり意見を言い合いながら、自分の主張を一歩譲って仲間と協調したり、意見を聴きながら調整することを覚えます。
こうした活動の中で、6歳児は社会生活を営む上で大切な協調性やなどを身につけていきます。
【思考力と自立心の高まり】
これまでの経験や知識を通して、自分への自信を持つようになった子どもは、その自信を基礎に様々なことに関心を指名、積極的に関わっていきます。
周囲の大人の言動についてもよく観察し、批判したり意見を述べたりすることもあります。
また、「自分」という存在をしっかり理解し、自意識が高まると、自分とは異なる身近な人の存在や、それぞれの性格などの特徴に気付いていきます。
こうした成長により「大人っぽくなった」という印象を周囲に与えるようになります。
<まとめ>
6歳児にもなると、必要な身体的発達はおおよそ完成し、こころや社会性についての基礎が作られる年齢です。そしてこれまでの発達全てを基礎とし、子どもは多くのことを学んでいきます。
なんとなく知っている、イメージは出来る方でも、はっきりとテキストになっているのを見て安心した、や確信できた方もいるのではないでしょうか?
<最後に>
発達過程について、0歳児から6歳児までをご紹介して参りましたが、いかがでしたか?
十人十色ではありますが、子供の「成長」と「成長による行動」をしっかりと理解していれば、焦ることも、不安に思うことも少なくなるはずです。
子育ては一人でしなければいけないものではありません。
皆様の「子育て」に「寄り添える」。そんな活動を弊社は続けて参ります。