ファミマ新社長 20年の寄り道…寄り道かっ!
ファミリーマートの社長に内定した企業再生会社、リヴァンプ社長の沢田貴司氏(58)についての日経新聞の記事「ファミマ新社長 20年の寄り道をどういかすか」のタイトルに違和感を覚えた。
沢田氏がファミリーマートの筆頭株主である伊藤忠出身で、約20年を経て"元"の古巣に戻るということから"寄り道"と記者の方は表現されたのだろうが、「寄り道」ってなぁ、と。こんな時、自分の言葉の理解に自信がないのですぐ辞書を引く。
寄り道とは「目的の場所へ行く途中で、他の所へ立ち寄ること」
類語は迂回。「(ある場所を避けて)遠回りすること」 ~辞書の大辞林より~
私の違和感は、"目的外の他へ行く"とか、迂回の意味が持つ"遠回り"にあると理解した。伊藤忠退職後の沢田氏は、ファーストリテイリングでのご活躍後、リヴァンプという企業再生に関わる会社を創業されている。寄り道の出来事などではない。そして今、沢田氏は伊藤忠に戻るわけでもない。
敢えて言い換えるならば、寄り道というより「他流試合をしてきた」「他人の飯を食ってきた」というところか。しかし、これでも伊藤忠を"元"と前提に置いた表現のようで、自分でも気に入らない。
「ファミマ新社長 20年の"見聞広め型キャリアアップ"をどういかすか」
これ、どうでしょう?
自身の転職キャリアを「見聞広め型転職(業界や職種でのキャリアを積んだ転職ではないもの)」と表現する私より、僭越ながら申し上げたい。
沢田氏の伊藤忠退職後の「見聞広め型キャリアアップ」が活かされて、ファミマに何かが起こることをとても期待しています。
Keiko
#ファミマ #ファミリーマート #転職 #キャリアアップ #リヴァンプ #伊藤忠 #企業再生