居場所を探す地図
あなたにとっての居場所はどこですか?
居場所感を持てるのはどこですか?
居場所とは
居場所とは、「自分が心地よくいられる場所」であり「自分の持っている能力を発揮できる分野や場所」のこと。家庭や会社という「場」があるものを指すこともあれば、地元や友人関係など「場」ではなく「関係性」を対象にする場合もあります。1か所の人もあれば幾つもの居場所がある人もいるでしょう。
【居場所がある】というのは、自分を認めて話を聞いてくれる、伸び伸びと力を発揮することができる、安心できる、ストレスがないなど、一方の「ここにいたい」という思いと、「いてほしい、いてもOK」という相互の了解があるように思います。
一方で、【居場所がない】というのは、そこにいることに違和感がある、無理を要する、不安やストレスを感じる、恐怖や身の危険を感じるということがあるかもしれません。「ここにいたくない」けれど他に行く場所がない、「ここにいたい」ものの直接的か間接的かは別として拒絶されている場合に感じるものでもあると思います。
居場所についてマズローの欲求5段階説で考えてみる
この居場所を求める気持ちは、多くの方がご存じのマズローの欲求5段階説でも説明できます。人間の欲求には、高次の順に以下のように示されます。
1.自己実現の欲求 (Self-actualization)
2.承認(尊重)の欲求 (Esteem)
3.社会的欲求 / 所属と愛の欲求 (Social needs / Love and belonging)
4.安全の欲求 (Safety needs)
5.生理的欲求 (Physiological needs)
4.5.は物理的な居場所を求め、1.2.3.は精神的なものを求めています。
これは長く仮説として使われているものですが、自己実現をしたいと思う前に社会における物心の居場所が必要だということをも示しているように思いますが、いかがでしょうか。
「ご機嫌は自分でつくるもの」とは、毎朝radikoで聞いているJ-waveのナビゲーター別所哲也さんの言葉ですが、「居場所は自分でつくるもの」と乗っかります笑。誰もが即座に居場所を変えられるものではありませんが、ちょっとしたヒントで、難しいと思っていた扉を開けることができるかもしれません。
居場所を探す地図「未来型プロフィール」
居場所を探すきっかけになったらいいなという思いで、過日オンラインワークショップ「未来型プロフィールをつくるプチレッスン」を開催しました。社会で今よりも居心地いい場所を見つけるための鍵を「経験をスキル化する」ことに置いて、社会と繋がるエッセンスを抽出。社会で求められるスキルを努力して習得することも重要ですが、個々人が持つ経験や保有するスキルを、そもそも特長として捉えてキャリアプランを描き、自律的な居場所の獲得を目指すものです。ワークシートを使って実践的に考え、一歩進むための整理ができる機会となっていれば嬉しいです。
未来型プロフィールに関心を持っていただけた方は、どうぞこちらのマガジンもご参照ください♪
*本内容は2021/10/20に配信のメールマガジンを再編集して掲載しています。最新のメルマガはこちらよりご登録いただけます。毎週水曜日7時の最新配信もご購読いただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
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岡田慶子(オカダケイコ)
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