好きなことも嫌いなことも公言しよう
私の友人に、カエルのキャラクター好きがいます。
どこかの特定のものではなく、キーホルダーや置物、シールに至るまで様々なカエルグッズを集めています。
しかし、聞いてみるとカエル好きだと公言していることで、周囲から集まってくるのだとか。お土産の和菓子がカエルを象ったものだったり、たまたまお店で見かけたからとガラスの置物を送ってもらったりなど。
ドンドン集まって、そろそろもういいかな…というところまで来ているらしく、文字どおり嬉しい悲鳴状態だと先日も話していました笑
これ、実はとても大事なこと3つを内包するエピソードです。
順を追って紹介します。
自分の"好き"を自認している
自分の得意なことや長所を、スラスラと言える人ばかりではありません。
周囲から評価されているから得意と言えるのかも…、自分の特長と言われても出しづらいな…こんなふうに言い淀んでしまう方は少なくありません。
そんな時には「何が好きで、何が嫌いか」「どんなことに感激して、どんなことに違和感や怒りを持つか」などを自分に問いかけます。例えば、人やモノ、出来事を「好き、嫌い」に振り分けてみることで、日常の無意識の中にある自分の価値観や感性、判断基準に気づくきっかけを持てつことができます。
ユニキャリアでは、ミドルシニアのキャリアを考えるプロセスにおいて、これら価値観や意思決定の際の判断基準、個々人の特性を何よりも大事にしています。なぜならば、それらに個人のユニークネス(特異性)が反映されているからです。
自分の得意や特長がスッと出る人は、きっと自分の「好き、嫌い」も即答できるはず。スッと出なければ、まずはこの感情の反応である、「好き、嫌い」を自認してみることをオススメします。
自分の"好き"を公言している
自認の次は公言、これ、本当に大事です!
友人の例に戻すと、周囲から「好きだったよね」ということで、カエルコレクションの応援=情報やモノのプレゼントが届きます。そして、カエルやカエルグッズを見かけるだけで、自分を思い出してくれる、そんなオマケつきです。
「動画編集が得意なんだよね、やってほしい人いないかなぁ」
「畑のある古民家への移住を探してて…」
例えば、こういうことを公言しておけば、相手の耳や目に情報の欠片が残り、あなたの望む何かに繋がった時、プレゼントが届くかもしれません。可能性は間違いなくアップです!
相手に与える機会をつくっている
人からプレゼントされることは、好きですよね?たいていの人は好きです。
お返しが…などの後の話や、してもらって申し訳ない…と恐縮する人もいますが、それを横に置けば、もらうことを喜ぶ人が大半でしょう。
一方で、人は誰かに何かをして喜んでもらえることが嬉しいものです。「ともにしあわせになるしあわせ」は、人にとっての幸せの一つと考える私の座右の銘です。揺るがない思いです。友人が喜ぶと思ってプレゼントを選び、購入する…。これ、相手がいないとできないですよね。情報の有無で「ともにしあわせになるしあわせ」の充実度が違うように思います。
最後に、あなたの好きなことは応援したいし嫌いなことはしない
自分の"好き"を自認した人が、"好き"を公言することは、その"好き"の追求サポートの機会提供にも繋がる…つまりいい関係づくりのスパイスになると思うのです。
互いにそれらをわかって向き合えたらいいと思いませんか?
だから教えてください。
あなたの好きなこと、嫌いなことは何ですか?
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ユニキャリア
岡田慶子(オカダケイコ)