ラヴェル『パゴダの王女レドロネット』

先日の『眠りの森の美女』に続き、
ラヴェルの「マ・メール・ロワ」から、『パゴダの女王レドロネット』です。 #ちょっと失敗してちゃったけど許して#ちょっとじゃないか#もう少し滑らかに弾きたかったな (笑)

この曲は「緑の蛇」というおとぎ話から題材を取っているそうです。

このお話も、やはり妖精?魔法使い?に、呪いをかけられて醜い姿にさせられてしまった王国の娘(レドロネット)と、同じく呪いにかけられて緑の蛇にさせられてしまった王子とのお話のようです。

「美女と野獣」に似てるような??

でも、日本では聞かないですね、おとぎ話「緑の蛇」。
知ってる?

パゴダというのは、本来、仏塔を指す言葉のようですが、このお話の中では、中国製の陶器でできた首振り人形を指すみたいです。

ラヴェルが、バレエ音楽の脚本の中に、この曲について次のように書いているそうです。

『女王は着物を脱いでお風呂にはいりました。すると、すぐに中国陶器の人形たちが、男も女も歌を歌い、楽器を奏で始めました。ある者は胡桃の殻で作ったテオルボを、またある者はアーモンドの殻で作ったヴィオールを抱えていました。人形たちの寸法に釣り合う楽器と言ったらそんなものだったからです』

なので、曲は、中国っぽい響きでできています。
小さい人形たちが、演奏したり、踊ったりしたりしている様子が聴こえます。

この曲は、プリモのメロディーとセコンドのメロディーの拍がずれて(?)いるので、油断していると、プリモの入りを聞き逃しやすくて、意外と弾きにくかったです(笑)

そこが面白いところなんだけど。

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