再生数700万回ありがとう企画!このマスクの作者が、作り方とアレンジ方法まで徹底解説します。
日本では少しずつ使い捨てマスクが出回っているというニュースを見ました。もしかしたら、手作りマスクを作る機会も少なくなって来た頃なのかもしれませんね。皆さん、マスク足りていますか?
とにもかくにも、noteで自分のソーイングの動画を取り上げるなら、まずはこのテーマだろうという事で、今さら需要があるか分かりませんが... 記事にしてみようと思います。
手作りの布マスクはウイルスを完全に防ぐ事は出来ないようなので、もし正規メーカーのマスクが手に入ればそれは外で使っていただいて、手作りのマスクはご自宅で使い分けていただくと節約になって良いかもしれませんね。
さて、今回紹介するのは、大人用 Mサイズ 基本の形です。サイズ感は市販のマスクを参考にしました。(S,Lサイズも用意していますがそれはこの記事の後半にリンクがあります)
まずは、こちらの動画をご覧ください↓ YouTubeにアップしたマスクの作り方の動画です。自分で言うのもなんですが、700万回以上も再生していただきました。これだけ再生されると、シェアしてくださる方も沢山いて、巷では「オリガミマスク、立体ボックス型、大臣マスク、餃子マスク」なんて名前でも広がっていることに驚いています。皆さんのネーミングセンス最高!
と言う訳で、あらかじめこの動画を一度見ていただけると、これからご説明する事の理解度が変わってくると思います。よろしくお願いします。
※ちなみに、この可愛い生地はPikku Saari(ピックサーリ)と言うフィンランド発のブランド生地。テキスタイルデザイナーの島塚絵里さんから直接ご提供いただき、コラボレーションと言う形で製作しました。こちらのブランドPikku Saariについてはまた後日詳しく記事にします。
それでは本題!
1、まずは生地を準備します (動画は0:38〜)
はい。いきなりですが、この生地は地直し済み、裁断済みです。
けっこう大事なここの説明を動画では省いています(概要欄には記載しています)ので、地直しってなに?って、もしかしたらここでつまずいてしまった方がいるかもしれません。そうだったらとても申し訳ないですが、そこから説明してしまうと、とても長い動画になってしまうのでソーイングの基本的なことは、泣く泣く端折っています。(地直しの話はまたいつか詳しく)
ではどうしたら良いのか?
マスクの場合は、洋服ではないので簡易的な地直しで十分です。使う分だけ少し大きめに切った生地を一度完全に水に浸して、半乾きの状態で生地の縦と横を歪ませないように、乾くまでアイロンを当ててくださればOKです。これをしておくと、作ったマスクを洗った時に生地が縮むのを防ぐことができます(作る前にあらかじめ生地を縮ませておくと言うわけです)
材料
●生地の大きさ: 大人用Mサイズで縦32cm x 横24cm(生地は耳の方向が縦です)
●マスクゴム: 約60cm(左右で30cmずつ)です。長さは試着して調整してみてください。
2、印をつける
生地の表が内側になるよう、半分に折って印をかきます(折り目は手前側)。印は線が消せるチャコペンが良いですが、表に透けなければシャーペンでも色鉛筆でもなんでもOKです。
動画では定規を駆使して説明していますが、要するにまず縦に15cm、横に22cm測ります(折り目はそのまま)。上記の生地サイズの通りに切ってあれば左右と上部1cmずつ縫い代が残るはずです。
それから、四隅の角から4cm測り、その頂点を結んで斜めの線をかきます
4cm、4cm、4cmがいっぱい。
※印は画像のように長さを測って生地に直接かいても、型紙を作って形をなぞっても構いません。たくさん作るなら、型紙を作った方が効率的です(型紙は厚紙で作ると印がつけやすいです)
型紙のアレンジについては別の動画を作っていますのでもしよかったら
▶︎ https://youtu.be/slygmhGJYVs (マスクの型紙 / サイズ変更方法や失敗しないコツなど)
3、印の上を縫う
赤線で示している印の上を縫います。両サイドは開けておきます
※基本のことなので説明には入れていませんが、特に注意しない限り「最初と最後は返し縫い」をしてください。手縫いの場合でも同様です。
4、縫い代を整えて表に返す
印通りに縫ったら、縫い代1cmを残して余分な三角の部分をカットします。
アイロンですべての縫い線を折ります。←ここは地味ですが大事な工程です(ひっくり返した時の仕上がりが変わってきますので、面倒ですが是非やってみてください)
どちらか脇の穴から表にひっくり返します。返したら、きっちり角を出して(目打ちか、ペンなど尖った物で内側から刺したりして角を出してください)、一度上からアイロンをかけます。縫い目が落ち着いてすっきりすると思います。仕上がりが綺麗になるので、ソーイングにアイロンは欠かせません。
5、アイロンで折る
字幕のままですが、マスクの表になる面を決めて、その面が下になるようひっくりかえします。
上下を4cm幅に折ります。
両脇は縫い代分1cm残っているので注意してください。
そのまま90度に回転させて、サイドの1cm残した部分をアイロンで折ります。
さらに1.3cm折ってマチ針でとめます(ゴムを通すところになります)
その時、4cm折った上下が開くか確認してみてください。ここで開かないようなら脇の折り幅が広すぎます。ここ要確認です。
端にミシンを掛けます(端ステッチといいます)この時、なるべくギリギリを縫ってください。ギリギリでないとゴムを通すところの幅が狭くなってしまいます。赤線は少し内側に見えていますが、端ギリギリのところがベターです。
見本にしては縫い目が少し曲がってしまいましたが、なるべくこのくらいギリギリを縫ってください。(これを端ステッチと言います)
赤線で示した辺どうしが隣り合うように開き、その上からミシンを掛けます。
この時の縫う場所は、最初のステッチのすぐ横になります。
糸の始末をして、ゴムを通して完成!
(縫う前にゴムを仕込んでおくとゴム通しの手間が省けますよ)
最後に
自分で作った動画を自分で文字に起こす試み。
いかがだったでしょうか。この説明でもやはりソーイング初心者の方にとってはまだ完璧ではなかったかもしれませんが、少しでもお役に立てれば嬉しいです。いいねやシェア、コメントなどで是非ご感想を教えてください!
ちなみに今回は簡単にできる基本の形をご紹介しましたが、フィルターポケット&ワイヤー付きバージョンもあります。こちらはさらなるフィット感と説明の分かりやすさを追求しています。こちらの解説は、もし需要があればまた次回??
それから、基本の形とポケット付き両方の型紙の作り方も動画出しました↓ 型紙の微調整方法やアレンジ方法も解説しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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