【第1章】手術を決めたきっかけ
序章では、病気の告白とわたしの高いプライドという恥ずかしい話を告白させてもらいました。
今回は、ずっと保存療法を選択してきたわたしが、手術を決意したきっかけについてお話していこうかと思います。
きっかけとなったのは出来物(肛門ポリープ)が2年前くらい前から『あれ?大きくなってる?』と感じはじめたからなんです。
コロナのストレスもやっぱり大きかったのかなーとか自己分析してます。
そして、【なんで大きくなったかも?】と疑問を思ったかというと、お恥ずかしい話、排便の度に脱出してくるポリープちゃんを【押し戻すのがかなり大変になった】という実感からですー(/-\*)
押し戻すときには、否応なしに触らないといけないんですけど、その感触が『あれ?おっきくなっていないかい??』って感じたんですよね。
そうかと思ったら『ちょっと小さくなったかも!!?』という日もありました。
そんなことを繰り返していたので、『このままもっと小さくなって、もしかしたらなくなっちゃうってことも起こりうるかもしれない』そんな期待を持たせて、受診を遅らせる原因になっていたのは否めないです。
恐らく思うのですが、このちょっとした大きさの変化は、生理周期にともなっていたり、また、お酒飲んだりして、腸が浮腫んだときに大きくなったと感じ、その浮腫がとれた時に小さくなったと感じていたのではないかな、と思います。
受診の際に先生に確認したら『そういうこと(生理周期にともなって浮腫んで大きくなる)もあるかもね~』というお返事でした。
生理前に脚とか顔が浮腫みやすくなる人も多いと思いますが、実は腸も浮腫むんですよ!腸が浮腫んで動きが悪くなるから生理前に便秘になりやすくなる。
そして生理が始まって浮腫がとれると、腸の浮腫もとれるから今度は下痢になったりしちゃうんです。
生理前に便秘になる人と、生理始まると下痢になる人は同じ理由(腸の浮腫み)なんですね。この辺りは婦人科スポーツ医学でしっかり学んだ内容だったので、理屈はよく分かってきました。
さて、話を戻します。
ある日、『あ、今日も大きくなってる!』と感じていつものように押し戻そうとしてのですが、その日に限ってなかなか戻らない。
『えっ?入らない??』
『え、どうしよう、マジで入らないと困るんですけどーー』
かなり焦って、何度も何度も体勢を色々変えながらトライ!笑。(例えるなら、タンポン入れるのに苦戦した時のような感じです)
『やっと、入ったぁぁぁぁー』
かれこれ5~10分くらいかかってたと思います。ちーん。
もうねー、本当にぐったりでしたよ。これを機会にやっぱり受診しなくちゃダメかも。と考えるようになりました。それからは、『受診したら絶対手術って言われるだろうしな~、もう観念するしかないかなぁ、、、』と悶々と考える日々となりました。
2021年後半には何度かそんな日があったし、脱出してくるポリープちゃんがね、ブドウみたいというか、茎の先にブドウがついているそんなような感じだったんです。
ふと、この茎みたいなところが切れちゃったら大量出血になってトイレで倒れたとしても、独り暮らしのわたしは誰も助けてくれないじゃん!と、急に強い不安に襲われたり
またある時は、大震災とか災害が今起こったとして、避難所に避難できたとして、はて、わたしはきちんと清潔が保てるのであろうか(トイレットペーパーも十分でないだろうし、ウォシュレットなんて使えないであろうし、水も石鹸もタオルも十分に使えないとなると、指で突っ込んでいるわけですから、不潔な手を洗えないなんて、とんでもないことになるじゃん。)
コロナ禍の状況もあいまって何が起こるかわからない今、わたしはこのままのカラダだと何かあったときにわ清潔が保てないかもしれない。そんなのイヤ過ぎる!!!
突然、強烈な不安に襲われることも増えてきて、この問題に向き合って決着をつけなければ根本的に解決しないと深く理解しました。
だから、2022年になったら絶対この問題と向き合ってやる!やっと決めたんです。(今すぐでないんかーい!と突っ込みたいところですが笑)
だって、肛門科なんて出来れば行きたくないじゃないですか!
だって、手術なんてしなくてもいいなら絶対したくないじゃないですか!
決めたとは言え、行動に移すには心の準備に時間が必要だったんです。
でも、これって命に関わる病気じゃないから言えること。命に関わる病気を宣告された人には、気持ちを整える猶予なんてないですもんね。
そう考えると複雑ではあるのですが、やっぱり手術が必要となると、それが命に関わる病気かなどは関係なく、どんな小さなことであっても不安になるのは当然ですよね。
それに頭の片隅には、この大きくなったこの出来物は本当はヤバいもの(癌)の可能性もまだ捨てきれないというのもありました。
ヤバいものであれば、早急に向き合わなければ後悔するのに、この時ばかりは昔一度肛門科にかかった時の先生の余裕感を信じきっていて緊急性はない!と思っていたのかもしれません。
でも、突然大きくなってきたと思われる今の状況では、その可能性が浮上してきたから、向き合うのが怖かったのかもしれません。
弱い自分と【とことん向き合うことになりそう】
そんな決意と共に2022年に手術するとまずは決めました。
そうは言っても、久しく受診していなかったので、まずは受診の予約からですけどね笑
続く。