【第22章】手術当日の朝
入院初日の夜は、手術前だというのにほとんど眠れませんでした。(第23章参照)これから毎晩、そんな状態が続くのかと思うとかなり憂うつ。
手術当日の朝は、6時ちょっと前くらいに看護師さんがきて、体温と血圧測定をしました。
そして、わたしは『排便は夜中0回。下剤のみ終わったタイミングでウサギさんくらいのが出た。』と報告。
血圧は相変わらず低くて、上が91だった。昨日、病院着いてから測ったのもそのくらい。
毎回『低いですが大丈夫ですか?』って確認されますが、『はい、いたって通常通りです!』といったところ。
お腹の張りを感じてきたので、看護師さんとのお話が終わった後、トイレ行ってみたら水様便ぽいのがジャーと出ました。まだ残ってる感じするかも?と、座ってたらまたジャーと出て。そして、ん?まだ出そうかも?と、座ってたら、ジャーと出てきました。だいぶお腹がペッタンコになり、下剤の効果で全て出きった様子。お腹が痛くならなくて良かったぁ。。
私のポリープちゃんは、排便のたびに出てくるので毎回押し込むのが本当に苦痛でした。
手術前は軟膏が使えず、そんな状態で押し込むのが本当に一苦労なんですよね。(松島病院の初回受診の際、軟膏を処方してもらいました。)
それが手術を決めた理由でもあるのですが、明日にはなくなっていて、この作業がなくなるのかと思うとなんとも不思議な感じがします。
さて、そして次は手術に向けて着替えをします。下着はつけずに手術着に着替えて、血栓予防のための弾性ストッキングをはきました。下着なしだと、やっぱりスースーして落ち着かないですね。笑
そして7時20分頃、また看護師さんがきてくれて今度は点滴をしました。
わたしが『何の点滴ですかー?』って訪ねると『水分入れて脱水予防ですー。』と教えてくれました。点滴を打ったのは人生で初めてだったんですが、腕の外側に針刺すんですね。邪魔にならないようという配慮なのかな。
看護師さん『肘を曲げる時間が長いと入れているものが流れず止まってしまうので、曲げっぱなしはしないでくださいね』
『トイレでのズボンの上げ下ろしの動作は、そのままやってもらって大丈夫です!』とのこと。
点滴を入れるための針はテープで固定しますが、わたしはかぶれることがあるので弱い刺激のもので固定してもらいました。
(それなのに、結局カブれて掻いちゃって、皮膚が剥けちゃいました。。なんて繊細なのかしら。そして術後2ヶ月経ってもうっすら茶色くて皮膚が綺麗にならないんですよね。。こういうことで年取ったなぁと感じますね。。)
入院してからの全てが初めての体験。
この後、手術を受けたら翌朝まで横になって寝ていなくちゃいけないのですが、それもまた未知なる体験ですし、苦痛の時間となりそう。
手術前はドキドキ緊張して、いても立っても居られないという状況を想像していたけど、思いの外結構冷静な自分がいてちゃんと覚悟てきているんだなぁーと思いました。
そのために、気になることは全部確認しているし、朝の体調チェックでは血圧が低い(低すぎる)し、心拍も普通だったことからも全然緊張していないことが読み取れるし、無駄に不安になっても仕方ないしなぁーと客観的に自分のことを観察できていて凄いじゃん!と、仕事での経験を自分にしっかり活かせているのを実感できました。
昔、パニック障害で常に不安だった頃のわたしから、ちゃんと進化できてるんだなぁーってなんだか少し嬉しく感じてました。
それでも、手術室とやらに入るのは初めての体験になるので果たしてどうなるかな。これからまな板の鯉を初体験してきます。。
続く。