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【第33章】肛門ポリープ・内痔核根治術のための入院振り返り


前回報告したように、入院5日目の朝の回診にて退院日が決まりました。


当初の予定では2022年7月19日入院、20日に手術予定でした。
(参照:【第11章】ついに手術日が決まってしまった)


だけど、予期せぬ出来事があり、入院するために荷物をまとめて病院へ行ったのに帰される事態が起こり、まさかの入院延期となりました。
(参照:【第15章】まさかの入院延期


今思うと、ぽっかりできた時間は、手術する前の元気な身体だからこそ、有意義に過ごすことができた。人生に無駄なことは起こらないし、すべてベストなタイミングで起こることも体験することができたみたい。
(参照:【第16章】入院延期でぽっかりできた空白の時間にしたこと



病院での生活は
6時起床  看護師さんによる検温、血圧測定
7時半頃~ 朝ごはん
8時半頃~ 医師による回診
9時半頃~ お風呂
12時頃~   昼ごはん
13 時半頃~ 看護師さんによる検温、血圧測定
18時頃~  夕ご飯 
19時半頃~ 看護師さんによる下記のチェック
      検温、血圧測定、1日の排便回数、痛み止め服用回数
      飲水量、食事の摂取量、坐浴回数
21時~   消灯


こんな感じで毎日が過ぎていきました。
確か、日曜日は医師の回診とお風呂がなかったような気がするけど、そこは単調な入院生活。今となっては全く思い出せない・・・。(たった8日なのにヤバいかな汗)


手術の傷以外は基本的に健康で元気。
(微熱は変わらず続いている。そして相変わらず血圧は80台で看護師さんには毎回心配されるけど、食欲はあるし、きちんと排便もしてくれるし、内臓は元気!)


だけど、手術の傷があることで、微熱や眠気やだるさ、速く歩けないなどの影響が出ることが分かりました。(生理前といういうことも重なってより眠気とだるさが出ていると分析しているけども)


そして、この手術を受けたことで、わたし的には自分のからだの大きな発見をしました!

それは何かというと、仰向けでお尻を持ち上げて姿勢を変える時に【締めようと思わなくてもこんなにお尻の穴って勝手に締まるのか~‼‼‼‼】と体験したこと(笑)


身体の向きを変えるためには、ほんのちょっと身体を浮かせる必要がある。体位変換に腰周りの動きはとっても大切なんですが、傷口は弱くて未熟だから、普段は気にも留めないお尻がぎゅっ締まる感覚さえも、とっても敏感に感じ取ってくれていた(笑)体位を変えようとするたびに、やっぱりとっても痛かったんです。


でもこの体験は、術後のリハビリも担当する運動指導者のわたしにとってかなり宝の体験となりました。勉強して知っているのと実際に体験するのとでは、かなりの差がありますね。辛かったけど、有意義な体験でした。


入院初日に【入院セット】を売店で買うように促されるのですが、そこには坐浴用のトレイと術後用のT字帯、傷口に当てる用のパッド数枚が入っています。

術後にはパンツの代わりにそこに入っているT字帯(ふんどしみたいなもの)をしてもらうのだけれど、これが結構ズレるからかなり居心地悪かったです。


麻酔が切れかかって、なんともぎこちない動きで寝返りする時なんてお尻の感覚もあまりないからそのT字帯がどうなっているのか把握しにくい。どんな風に当てがってくれているのか分からないし、ボコボコして居心地悪いし、常に【ズレちゃっているのでは??】と不安になっていました。全然休まらない理由の一つでもありましたね。

術後は看護師さんによる傷口チェックが頻回にあるのですが、これ、陰部丸出しになってないですかーーー泣??!と正直、毎回嫌でした。看護師さんは慣れているから全然気にしないのでしょうけど、こっちはなかなか慣れないですよね・・・。

手術なんて初めてだったから、こんなもんなのかな??と思っていたのですが、すぐ知りたくなる私は調べてこんなものを見つけてしまいました。
参考記事


この参考記事によると、T字帯を推奨するエビデンスは特にないようですね・・・。個人的な感想としては紙おむつよりは通気性があって肌への当たりはいいのかもしれません。といっても、紙おむつも大人になってから使ったことはないですが、生理用品などで想像して考えるとそうなのかも?というあくまで予想です。


あと、入院セットには傷口の出血用に分厚いフカフカのパッドが数枚入っていました。女性は生理があるので、パッドを使うのはそこまで抵抗ないと思うし慣れていると思いますが、いつも極薄の生理用パッドを使用している私にはかなーり分厚く感じて居心地悪く感じました。


このパッドに関しては確か術後5日目くらいに看護師さんから「生理用のパッドに変えても大丈夫ですよー」と教えてもらったので、早速いつも使っている極薄の生理用品に変えてみたのですが、、、、

そしたらなんと傷口への当たりがキツくて擦れて痛い!!!

術後は歩行の許可が下りてから、無理のない範囲でなるべくふらふらと散歩するようにしていたのですが、極薄パッドで歩くと擦れて傷口がかなり痛く感じました。術後は大股でなんてとても歩けなかったけど、さらに歩幅も狭くゆっくりでないと歩けないことが判明。

だけど、病院内で歩くといってもほんの少しだし、眠くてだるくて術後はほぼ寝ていたので、そのまま極薄パッドで過ごしました。


しかし、のちの退院後、このフカフカパッドのありがたみを痛感することとなりました。退院して家にたどりつくまでに「こりゃアカン」となり、近所の薬局にすぐに買いに行ったのですがそれっぽいものが見つからない!!

うっすらパッケージが紫色だったことくらいしか覚えておらず、商品名もどのメーカーだったかも全く分からず・・・。退院前に病院内の薬局で買っておくか、購入しておけばよかったとかなり後悔しました。


のちのち考えてみたら、産後のママさんが使う産褥パッドがいいのでは?と閃き、早速検索。調べてみたらこれとかこれが病院で使っていたものとほぼ同じようにみえました。


このメーカーでfeelとsweetがあったのですが、より肌当たりがよさそうなのがfeelのようです。サイズは出血具合などにもよると思いますが、SかMで十分かと。今の私が選ぶとするならfeelのSを購入すると思います。


さっきもチラッと書いたように、入院中は最低限身体を動かすために、部屋にあるトイレではなく廊下にあるトイレにわざわざ行ったり、自律神経のバランスを整えるために廊下の窓から外を眺めて日光を少しでも浴びられるように工夫していました。(目に太陽の光が入るだけでも結構違うので)


病院での生活って本当に単調だし、窓辺のベッドでない限りベッドに居たら太陽の光なんて全然感じられませんでした。意識して太陽を見に行かないと、昼なんだか夜なんだか分からなくなるし、精神的におかしくなりやすい環境だな・・・と改めて実感しました。


そして、入院前はゆっくり本でも読もうかな、と思って数冊準備していたのですが、今までの記事でも書いたように、術後はとにかく眠くてだるくてとても本を読む気にはなれなかった。結局本を読んだのは、入院初日のPCR検査結果待ちの時間だけ。


入院も手術も人生で数回あるかないか。
病室の環境も分からなければ、何を持っていったらいいのかなども分からないことだらけでした。(当たり前か。)


なので、わたしの体験が少しでも参考になればいいなと思うので、次回は入院にもっていって良かったもの、持って行ったけどいらなかったものなどを私の視点で書いていきたいと思います。



続く。


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