街路樹を知ろう
葉、樹皮、樹形から木の名前を知りたいと以前から思っていました。ではこの木は?
近頃、樹種の同定ではいつも「葉と枝による樹木検索図鑑」にお世話になっています。この木は、広葉樹で、
葉は単葉で、不分裂葉で、互生(対生に見えなくもない)、鋸歯なし、下面に毛がない、側脈は明瞭、常緑/落葉・・・ひとまず常緑で見るとヤブニッケイのよう(落葉の項目も見てみたけど該当なし)。なーんと、ヤブニッケイ。確実かどうか今度葉を揉んで香りを確かめてみよう。(追記:木から葉を一枚、拝借。確かに香りが漂う。ただし何の香り?)
ヤブニッケイさん、また会いましたね。noteで始める「街路樹を知ろう」シリーズの最初がヤブニッケイとは。私にとっては「始まりの木」「きっかけの木」なんです。
初めてこの木に興味を持ったのは今年1月、里山保全ボランティアの活動中でした。密生した竹を排除し、日光がよく入るよう広葉樹も幹が細いものは除伐していたおり、切った幹からすごく新鮮な、さわやかな香りが漂いました。そのときから、木の名前を調べ、性質を調べ、生木の時と乾燥した時の加工の違い等々に興味を持つようになったのです。
この木は近所の街路樹でもあったことを今日初めて知りました。意識せず通り過ぎていただけでした。特徴を知って名前を調べるって、簡単なことのようで侮れません・・・。次の木との出会いも楽しみになりました。
それから、この木が発する香り、シナモンの香りとも思えますが断定できません。木の香りについても集中的に勉強していこうと思っています。
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