はじめましてのごあいさつ
はじめまして。ミライデザイン合同会社、代表社員の勝又慶子(かつまたけいこ)です。
私は静岡県富士市という、富士山のふもとに住んでいます。
結婚→出産→長女の障がい判明で地獄の日々
出身は飛騨高山で、結婚を機に富士市に嫁ぎました。
ちょっと気弱なやさしい夫と結婚して幸せいっぱいだったのですが、そんな幸せは束の間でした。
長女が2歳半の時に自閉症と診断されのです。
2歳差の次女を抱えながら、
車で往復1時間を2往復して、自然の中にある療育園に通わせたり、
絵カードや絵本など様々な教材を購入したり、
アメリカの療育法を取り入れてみたり、
なんとか健常に近づくよう様々な療育にチャレンジしました。
しかし長女が4歳になる段階で、この努力は報われなさそうだな・・・と悟りました。それほど長女の知的障がいは重かったのです。
中学3年生の現在、長女のIQは20。2〜3歳なみの知能と診断されています。
外に出られないから起業してみた
療育を頑張って頑張って・・・けれど、長女は健常にはなれそうにないと悟った瞬間、初めて「自分の人生どうしよう」と考えました。
当時の夫の給料だけで生きていくのは不安だったし、働かずに主婦で居続けることも考えられなかったのです。
しかし私は、長女に障がいがあると診断された瞬間から、社会に出て働くことをあきらめていました。
理由は2つあります。
これから長女を育てる上で、物理的な勤務時間が確保できない
たとえパートに就けたとしても、同僚に長女のことを詮索されたくない
※あの日から10年以上経った今でこそ「うちの子、重度の障がいあるんですよねー」とサラッと言えるようになりましたが、診断直後はとてもそんな気持ちにはなれなかったのです
この気持ちは、診断から3年経っても変わらず。一般企業でパートやバイトをする気はない。ならば家でできる仕事はないか?と模索を始めました。
自宅教室で起業→事業を法人化
様々な失敗を繰り返し、最終的に上手くいったのは「アイシングクッキー」というお菓子教室でした。
もともと好きだったこと・得意なことが上手くハマり、延べ2,000名を集客。新築のマイホームに教室をつくることもできました。(起業のエピソードについては、おいおいnoteで書いていこうと考えています)
その後、事業をWebデザインと集客コンサルタントに切り替え、2022年の10月に法人化。現在は企業コンサルと研修講師もスタート。
2023年3月のキャリアコンサルタントの試験に向け、資格講座を受講中です。
私がnoteを通じて伝えたいこと
弊社のミッションは「みんなの仕事を楽しくする」です。
なぜこれがミッションなのか?
それは「はたらく」について、特別な思い入れがあるからです。
まず挙げたいのが、選択できる素晴らしさです。
長女は現在中学3年生。健常児であれば高校受験の勉強に勤しんでいたでしょう。
しかし彼女は「親がすべてを決める」人生を生きています。
支援学校の高等部進学も、卒業後の進路も・・・です。
コンビニで自分でお菓子1つさえ買えない長女を見ているからこそ、それができる人たちが自分の能力を過小評価し、未来をより良くする選択をしないことに歯がゆさを感じています。
さらにこんな出来事がありました。
主人の従姉妹が数年間ひきこもり生活を続け、自ら命を絶ったのです。ひきこもりの原因は、上司のセクハラとパワハラでした。
こんな後悔を2度としたくない。だから私は、こう伝えたいんです。
できるよ、君たちは。
だって自分の足で歩いて好きな場所へ行けるのだから。
少しでも多くの人が「はたらくって楽しい!」と思えるような情報を発信していければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。