表面的なポジティブ思考がもたらす落とし穴とその心理
どんなことも、意味づけする人いませんか?
雨が降って、本来の予定が変更になったりしたら、これは今日は違うことをした方がいいってこと。
だから・・・
そして・・・
やっぱり・・・
以前の私もそういう面がめちゃくちゃありました。
何でも前向きに捉えた方がいいよねって。
本当は雨で予定が変更になったことが、残念で悲しいのに、そのがっかり感を誤魔化すためにいろいろと意味づけして、自分の感情を無視していました。
これは表面的なポジティブ思考が原因だったのです。
ChatGPTとディスカッションをしながら、なんでも意味づけしてしまう心理を考察しました。
1. 表面的なポジティブ思考とは?
表面的なポジティブ思考とは、感情や現実の問題を無視して、無理に前向きであろうとする考え方です。
たとえば、何か困難なことが起こったときに、「大丈夫、何とかなるからポジティブに考えよう」と自分や他人に言い聞かせ、感情を押し込めることがこれにあたります。もちろん前向きな姿勢は大切です。しかしネガティブな感情や現実をスルーしてしまうと根本的な解決を遠ざけてしまい、自分の感情に鈍感になってしまいます。
2. 表面的なポジティブ思考をする人の心理
なぜ人は表面的なポジティブ思考に陥るのでしょうか?
その背景には、次のような心理が働いています。
1. 不安の回避
人は誰でも不安やネガティブな感情を避けたいと感じます。ポジティブな意味を無理に見つけることで、状況に安心感を持とうとするのです。しかし、これは一時的な逃避に過ぎず、実際の問題解決には繋がりません。
2. コントロール感を得たい
人生には予測不可能な出来事が多くあります。
表面的にポジティブに考えることで、状況を自分がコントロールしているかのように感じ、不安を和らげることがあります。しかし、これはあくまで「錯覚」であり、真のコントロールとは問題に向き合うことです。
自分と向き合うのが怖くて無理やりポジティブ変換していた私に謝りたいです。
ごめんね。私。
3. 周囲の期待に応えようとする
「いつも前向きでいなければならない」「ポジティブな人でありたい」という社会的なプレッシャーも、表面的なポジティブ思考を助長します。人はネガティブな感情を表に出すことが難しいため、無理に前向きになろうとします。
いつも笑顔でいなくてはいけない。
いつも前向きでいなくてはいけない。
そんな呪いを自分にかけていたのです。
3. 表面的なポジティブ思考の問題点
表面的なポジティブ思考の最大の問題は、ネガティブな感情や現実の問題に向き合うチャンスを失うことです。
ポジティブに考えることはステキなことですが、無理に感情を押し込めてしまうと、結果的にストレスやメンタルヘルスに悪影響を与えることがあります。
人はポジティブな感情だけでなく、ネガティブな感情も大切にする必要があります。ネガティブな感情もまた、成長や気づきをもたらしてくれる大切な感情だからです。
今はネガティブな感情の下に自分の求めるものや本当にやりたいことが隠れているのを見つけることができるようになりました。
ネガティブな感情バンザイって思えるようになってきました。
4. まとめ: 真のポジティブ思考とは?
真のポジティブ思考とは、ネガティブな感情や現実の問題にしっかり向き合い、それを受け入れた上で前進する力を見つけることです。
無理にポジティブでいようとするのではなく、自分の感情に正直になり、弱さや不安も認めることが、より深い自己理解と成長につながります。
無理に前向きになろうとすることが、かえって自分を追い詰めてしまっていました。
本当の意味で自分を大切にするためには、すべての感情に向き合い、その中から成長する力を見つけることが重要です。
自分の感情を丁寧に観察する。
自分の感情をジャッジしない。
自分の気持ちを誤魔化さない。
自分で自分を無視して、否定してきたのです。
私は私でOK。
そう感じたんだね。
そう思ったんだね。
自分のことを理解できなかったのは、こうした無意識の心理からだったんだとわかって安心しています。
気づいたら、自分自身を大切にしていける。
無理やり、いろいろ理由や意味を探してポジティブになる必要はないのです。
今ここ
あるがまま
すべてを受け入れる勇気が私を大切にして周りの人も大切にできると腑に落ちました。
去年からポジティブ思考に違和感を感じていました。
ポジティブハラスメントにも注意が必要で、ポジティブがあるからネガティブがあることを意識して過ごしたいですね。