リア
私たちの愛していた小鳥のリアが
逝ってしまったのです。
心から大好きだった大切な子。
花音のチェロの練習や食べるとき、いつも邪魔したり
イベントでもみんなに可愛がられて
一緒に過ごしたリア。
デンマーク行きに連れて行こうと思ったけど
飛行機の規制があって連れて行けないことがわかり
心ある友人夫婦の元へ行くことに。
“ここなら大切にしてもらえて安心“と花音もホッとして
お互いに素敵なご縁に喜んでいたのでしたが
連れていく時に、家を出た瞬間
突然具合が悪くなってしまったのでした。
ギャっと言って落ち、、とっても苦しそう、
さっきまで元気だったのに。。なぜ。
くずあおいが逝ってしまった時の記憶が蘇り、
悲しくて途方にくれるような気持ちと共に
それでも出発しなければなりませんでした。
リアを迎える素敵な人が待っているし
私たちは家を出ないわけにもいかず
さらに用事も迫っていたので、そのまま乗り込んで
車を走らせました。。
花音は手の中で優しくリアを包み、氣を集めてケアをし続けました。
時々出てきたと思ったら、ギャっと鳴いては落ちる
ということが繰り返され
体も震えながらも、頑張っているリア。
花音は静かにケアを続けました。
途中で立ち寄ったシュタイナー学園の先生に
状況をお伝えすると
大丈夫。
花音ちゃんは宇宙だし、リアも宇宙で繋がってるから
大丈夫よ。
と言われたことが花音の心がさらに穏やかになり
全てを受け入れてケアを続けていました。
それが通じたのか
リアは突然また、一見正常な状態のように様子を取り戻し
うんちを一つし、少しアワ玉を食べ、水も飲むことができ
体をふっくらとさせて眠り始める、、という奇跡が起きました。
花音とリアはまるで同じ姿で、疲れを癒すように車中に眠り
思わず微笑んでしまうような幸せな姿を横に見ながら
リアは大丈夫、と心に響かせて、静かに感動しながら
車を走らせました。
リアはとても愛らしく
すっかり取り戻したかのように見えました。
奇跡が起きた、そう思いました。
大阪の友人のもとへ到着し
引き渡して
私たちはお別れをしました。
ところが、私たちが居なくなって
しばらくして
容体が急変。
弱っていくリア
その時に、
友人がラインで繋いでくれて
リアと花音が話せるようにしてくれました。
花音は
“リアの行きたいところへ行っていいよ“
と伝えました。
それは私たちの悲しみのために無理をして生きようとしないでもいい、
あなたは自由なのだから、という大きな意味でした。
魂の自由をリアに伝え
それから
リアは身体を離れて、とうとう逝ったのです。
取り戻したように見えたあの奇跡はきっと、、
最後に私たちをがっかりさせないように、
元気な姿のままで、私たちを見送ってくれた小鳥のリアの姿だったのでしょう。
その愛の大きさに
私たちは泣きました。
感動と感謝が止まらない。。
悲しみを超えていく、、そんな経験でした。
看取ってくれた友人夫婦は、リアの身体を
奈良の美しい場所に連れて行き、
丁寧に包んで土の中へ眠らせてくれました。
全てのご報告をいただきました。
単なるご縁ではない特別な
経験を共にさせてもらった何か、、、
ソウルファミリーを感じました。
一瞬だったのに、こんなに愛を感じてくれた友人夫婦に
心から感謝です。
花音は、デンマーク行きの飛行機の中でいいました。
「リア、ずっと肩の上にいるよ」と。
目には見えないけど、その魂は
今でも一緒にいます。
体があると一緒にいけない
だから
体から出て
一緒にデンマークまでついてくることにした
そんな感じがしてならないのでした。
小さな文鳥さんだけど
私たちが思う以上に
彼らは本当によくわかっているのです。
実は、、
前に飼っていた“くずあおい“の命のあとに
『もう一度、桜文鳥で生まれ変わってくるから
僕を見つけてね!』と言われていたので
お迎えしたのがリアでした。
くずあおいの魂そのもの、と感じて一緒に過ごしていましたが
ひと月という短い時間。
軽やかに、、とでもいうのか
姿を見せたり、消したりしながら
魂は、常に一緒に居てくれて、私たちを見守ってくれる。
みんなに愛を振りまきながら、人と人を愛で繋いでくれて、
人の心を温かくして、ほっこりとさせてくれたとっても大きな存在でした。
ありがとう リア🕊
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?