このまま母が逝ってしまったら…
1月20日(月)からテレビ東京て始まったドラマ
「病院の治し方」の舞台になっている
相澤病院は長野県松本市にあります。
女子スピードスケート オリンピック金メダリスト
小平奈緒さんが勤務している病院でもあります。
そして正面玄関のイルミネーションも病院のロゴも
偶然か意図的かわかりませんが
健康とヒーリングを司る高次元の存在
アセンテッドマスター・ヒラリオンの光線の色
エメラルドグリーンです。
2週間ほど前から母が糖尿病のため入院していて
数日前の見舞いの帰り。
イルミネーションの美しさに
うっとり癒されていたら
マスター・ヒラリオンからのメッセージが
心の中に瞬いてきました。
「病気の治療もまた共同創造である。
医療技術や医療機器の進化と同じように
医療に携わる全ての人々
治療を必要とする人
その家族や関係者の意識が
愛と真実のもとに進化した時
治療は治療を超え
人生や命や魂に輝きさえ与えることができる。
だからあなた達一人一人が
生命への理解を深めながら
意識を進化させる道を堂々と進んでほしい。
誇りと勇気と希望を胸に」
そして昨日のことです。
高齢の母にとっては少し身体に負担のかかる検査が予定されていて、
私は仕事を終え、検査が終わる時間を見計らって病院に向かいました。
病室に着いたら母に笑顔で
「検査よく頑張ったね!お疲れ様!」
と励まそうと。そして病室に入ると
大勢の看護師さんが母のベッドを囲んで緊迫していました。
ベッドの上の母は顔面蒼白、意識を失っているようでした。
私に気づいた看護師さんが
「娘さんですか?来てくださって良かった。
お母さん、検査のあと調子が良くなくて
先生ももうすぐいらっしゃいます。
デイルーム(休憩室)で少しお待ちください」
言われるままにデイルームの椅子に一人こしかけながら
予期していなかった事態に、何が起きているの?どうなっているの?
いったい母はどうなってしまうの?
不安で不安でたまらない時間が過ぎました。
しばらくして担当医の先生がいらして、母が検査後頭痛を訴えていたので
これから念のため脳の検査をすることを告げられました。
14年前、父が突然脳梗塞で倒れ
そのまま逝ってしまった日のことが頭に甦りました。
どうしよう…このまま母が逝ってしまったら
私はまだ親孝行していない。後悔だけが残る。
もっとたくさんの幸せを感じさせてあげたい。
お母さん、死なないで!
私は心の中で祈りました。
祈りと言うより叫びでした。
「大天使ミカエル、母を守護してください。
大天使ラファエル、マスター・ヒラリオン
どうぞ母に愛と癒しを注いでください。
母を助けてください。
母に親孝行する時間を私に与えてください」
大天使ラファエルとマスター・ヒラリオンの光の色
エメラルドグリーンの光の中に
母が包まれているイメージを保ちながら
祈り続けました。
するとしばらくして、
心に穏やかさが広がりました。
そして心の真ん中に母の笑顔が浮かび
「大丈夫だからね。安心してね」
とはっきりと語りかけてくれたのです。
今までの祈りの経験から、
それが私の願いが作り出したビジョンではなく
母の魂が私に語り掛けたものだとわかりました。
記憶にある限りでは初めて肉体を超えた次元で母と交わした会話でした。
私は確信しました。母は大丈夫。
元気で戻ってくる。
それから数分して
担当医の先生が来てくださいました。
「脳に異常はありませんでした。
連日の検査の疲れで
低血糖を起こしたものと思われます。
もうすくお母さん病室に戻ってきますので
どうぞ病室にいらしてください」
ベッドの上で意識を戻した母は
「ああ…」と目から一筋の涙を流しながら
「先生、申し訳ありません。こんなになっちゃってごめんなさい」
と細い声でつぶやくと
先生が差し出した手を
右手でぎゅっと握り返しました。
「良かった、良く頑張ったね。本当に良かった」
「きれいなお花畑が見えてその向こうから
誰かがおいでおいでと呼ぶんだけど
誰が呼んでいるのかわからなくて…」
そう弱々しく呟きながら私が差し出した手を
母は左手で握り返してくれました。
それからしばらく
母の身の回りの世話をして帰ろうとすると
病院の玄関はすでに閉められていて
救急救命センターから外に出ました。
横づけになっている救急車。
慌ただしく動くお医者様や看護師さんたち。
診察結果を待つ消防士さんたち。
家族に付き添われて
救命センターに入ってくる人たち。
眠らない病院の長い夜は始まったばかりでした。
担当医の先生と看護師の皆さん
病院スタッフの皆さんの
適切で迅速な処置のおかげで助けられた母の命。
感謝してもしきれません。
そして祈りが聞き入れられ
母に親孝行できる時間を与えられたことに
心の中で大天使ミカエルとラファエル
そしてマスター・ヒラリオンに感謝し
これからは母との時間を
大切に大切に営むと約束しました。
価値観が違う母と口喧嘩になってしまう日常。
母を受け入れ寄り添うことは
私には簡単なことではありません。
けれどそれができるようになった時私は
マスター・ヒラリオンが伝えてくれたメッセージ
「治療を必要とする人
その家族や関係者の意識が
愛と真実のもとに進化した時
治療は治療を超え
人生や命や魂に輝きさえ与えることができる。」
を体現できるのだと気づきました。
母と私、
共にお互いの人生や命や魂に輝きを与え合う
新たな旅が始まりました。
最後まで読んでくださってありがとうございます。