実りの秋へ
『気がつけば暦はお盆を過ぎていて 稲穂が垂れる秋へと続く』
久しぶりの朝の散歩をしている。
雲が、秋の形になっている。
あっという間の夏だった。
経験のない暑さで、
雨が沢山降って、
畑のキュウリが突然枯れて、
アシナガバチがベランダに巣を作って、
自然も人間も驚く夏だった。
一人暮らしの伯父の緊急入院が7月上旬にあり、
病院との往復、
伯父の猫たちのお世話、
伯父の事業の閉所、
そして家事、仕事、
よくここまで体と心が持ったなぁと自分に感心する。
時折、同居の父に疲れをぶつけたりしてしまったけど、
父よ、未熟な私を許してください。
もやもやする心の中をスカッとさせてくれる様な今朝の空。
田んぼには赤とんぼが飛んでいる。
いつの間にか、稲穂が首(こうべ)を垂れている。
6時に目を開けると、我が家のわがままにゃんこが、朝までぐっすりと私の隣で寝ていた。
いつもは、4時半頃に朝のパトロールに向かうのに、涼しくなったから寝られたのね。
日常を少し取り戻りた気分。
空も空気も透明になって、心のもやを吹き飛ばしてくれたみたいだ。
さあ、秋に向かって、進むぞぉ〜!