蝶チョコ
『デザートの蝶が春を運ぶ午後』
ここ数日、暖かい日が続いている。
着々と春が近づいて来ているんだなぁと感じる。
そんなポカポカ日差しの中、父と遅いランチに出かけた。
家事と仕事と介護（伯父）の日々で、疲れた私を気遣う父は、
「敬子の食べたい物を食べに行こう！」と誘ってくれた。
とは言うものの、感染者も増えているし、父も後期高齢者だし、人の少ない場所を考える。
自宅から車で20分の山の麓にある、イタリアンレストランのピザがどうしても食べたい！
だけどあそこはとても人気で、予約なしでは無理かなぁ〜と思いつつも、父を乗せて車を走らせる。
お店に近づくと、いつも満車の駐車場がガラガラ。
扉を開けるとお客さまは2組だけ。びっくり！
やはり、流行り病の影響だろう。
でも、私たちには好都合だ！
念願のピザを父と食べて、大満足(^^)。
「やっぱり、デザート食べなきゃねぇ。」
甘いもの好きな父は、糖尿病予備軍なのに、たまにの外食では、必ず「デザート！」と言う。
私も食べたいし、今日は食べよう！
お店のオススメデザートを注文した。
テーブルに届いたと同時に、二人して声を出してしまった。
「うわぁ〜、春だねぇ。」（私）
チョコレートケーキに杏ジャムを重ねて、チョコをコーティング。
そして、その上には蝶がひとひら乗っている。
「おいちぃー！」（父）
これでしばらく元気に働けそう。
皆さんの元にも春が来ますように。