「つながり」を表す英語表現
今年の「つながり」に感謝を込めて
2021年はコロナ禍で始まりコロナ禍に終わる年になってしまいました。相変わらず自由に動けず会いたい人ともなかなか会えない日々が続いていますが、その一方でこれまでにはない形で多くの人と繋がることができた一年でもありました。
特に、音声メディアのVoicyでパーソナリティを始めたことでリスナーの皆さんと「繋がる」ことが出来たのは予想外に自分の世界を広げてくれる経験でした。
通訳やコーチングの仕事を通して感じる他愛もない話題を日々配信することで、Voicyがすっかり生活の一部となり、コメントをくださるリスナーの皆さんとは日常的にお喋りをしている友人のような気持ちでいます。ときどき「リスナーさんとは実際に会ったことは一度もないんだ!」とふと気づいて不思議な感覚に陥るほどです。
今日は、そんな思いがけない出会いに感謝の気持ちを込めて「つながり」を表す英語表現をいくつかご紹介します。
Connect
「つながり」を表す言葉で日常的によく使うのが”connect”です。日本語の「コネ」の語源にもなっている”connect” “connection”という「繋がり」を表す英単語ですね。英単語の"connect"は、日本語の「コネ」という言葉よりも純粋な(?)ニュアンスです。
昨今はコロナ禍でご無沙汰してしまっている人が多いため、久しぶりにメールやメッセージをもらうと、連絡をくれたお礼に続き「It is so nice to be connected again(また繋がれて嬉しいよ!)」という言葉を付け加えることも多いです。
“Connect”(繋がる)前の段階には”reach”(届く)プロセスがあります。私にとってVoicyのリスナーさんのように、音声配信をしていなかったら知り合うこともなかったであろう人たちとは、私が発信することで”reach”(届く)できて”connect”(繋がる)ことが可能になりました。
人との微妙な距離感を英語で表す
「友達」「知り合い」「仕事仲間」など、人との距離感を表す言葉は日本語でもいろいろありますが、会話の中で面白いなと思った英語表現に”business friend”というものがあります。
「仕事上の付き合いがあり、信頼関係も構築できていて頼れる存在だけれど、仕事以外の付き合いは全くない」というような関係性の人の話をしている時にアメリカ人の友人が使った言葉ですが、相手との関係性が一言で良く分かり、「上手いこと言うな〜」と思って心の中でメモしました。
それと、使い方で面白いと感じるのが”friendly”という表現。”He/she is friendly to me”というような言い方をしますが、「好意的である」という意味を持つ”friendly”という言葉は、本当に仲の良い友達との関係を表す時には使いません。少し距離感がある人が本来の距離よりも近しい感じで振る舞ってくれる時に”friendly”という言葉を使う傾向があるように感じます。
本当に仲の良い人の場合は”close”(近い)という言葉を使います。「”I am close to him/her”(彼/彼女とは仲良しです)」とか、「She is close to her mother(彼女はお母さんのことを慕っている)」のように仲の良い友人や、家族の中でも特に近い存在を表すときには”close”という言葉を使います。
“close”は物理的な距離を表現する言葉ですが、人との距離感にも使われるんですね。
「つながり」に心から感謝です❤️
今年は思いがけない形で沢山の人に"reach"して、"connect"出来たと感じる一年でした。そんな出会いは"business friend"とは全く違う感覚でのお付き合いで、"friendly"に接してくれる距離感から"close friends"のような暖かい関係に変化するのが最高に楽しく嬉しく感じています。
今年も本当にありがとうございました。