Voicyからの英語表現〜「私のことを悪く思わないでね」と言いたい時の英語表現2つ
毎日配信しているVoicyで出てきた英単語や表現をご紹介します。
配信は日本語でお送りしていますが、「こんなときは英語で〇〇って言うんですよね」と思わず語ってしまうことがあります。そんな言葉をピックアップして書き留めておきます。
ご紹介する言葉は、英語で会話をしていると頻繁に出てくるものです。ニュアンスや使い方のシチュエーションをつかむ手掛かりにして頂けたら嬉しいです。
「私のことを悪く思わないでね」の英語表現2つ
昨日お話しした「ヒト」と「コト」を分ける英語表現の続きです。昨日ご紹介した
"Uncomfortable with the situation"は、状況(コト)を不快に感じるだけで、「あなた(ヒト)を責めているわけではないよ」と伝えるための表現でした。
(そう言いつつ実は相手のことを責めてることもあるけど💦)
今日は、相手に「ヒト」と「コト」を分けてほしい、特に「私のことを悪く思わないでね」と主張したいときに使う英語表現を2つご紹介しています。
Don't take it personal
まずご紹介したいのが、"Don't take it personal "という表現。直訳すると「個人的にとらないで」となりますが、もう少し自然な日本語にすると「(ヒトとしての)私を恨まないでね」という感じでしょうか。
これは例えば、上司が部下に何か注意するなど、役割として嫌なことを言わなくてはならないときによく使われる表現です。「私のことを悪く思わないで」とか、「やりたくて、言ってるんじゃないのよ」とか、役割を果たしているだけなんだから「ヒト」と「コト」を分けて考えてね、といういう気持ちを表すフレーズですね。
I am only/just doing my job
それと合わせて使われる表現に、"I am only doing my job"または、"I am just doing my job" というものがあります。only とjustは「それだけ」という意味なので、「私はただ自分の仕事をしているだけ」ということ。
自分がやっていることや、言っていることが相手に嫌がられることは分かってるけど、仕事だから自分の責任としてやらざるを得ないようなときに、「だから悪く思わないでね」という気持ちで使ったりする表現です。
一方で、この"I am just/only doing my job"は、とても丁寧に対応をしてもらって「ご親切にありがとうございます」とお礼を言ったりすると、 "You are welcome"(どういたしまして)の代わりに返ってこともあります。対応が素晴らしい、「あなたは素晴らしい人だ!」という気持ちでお礼を言われたときに謙遜して「仕事でやっているだけです」という言い方をしたりするんですよね。こういうやりとりは日本語でもあるかもしれません。
表面上は同じ意味の表現も、状況や言い方によって随分ニュアンスが変わることがあります。今日ご紹介した英語表現も、英語のドラマや映画を見るときに、どんな使われ方をしているか観察してみると面白いかもしれません。
それでは、ご機嫌よう♪
今日の配信
Voicyも良かったら聴いてみてください!