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ダメな自分を笑い飛ばしたり慈しんだりしながら生きていく

またやってしまった。

イベント会場の下見で都内の某ホテルを訪問。

大きな荷物を持っていたので内覧のあいだフロントに預けたが
見事に忘れて帰りかけてしまった。

タクシーが発進した直後に気付いて
「あ!ごめんなさい荷物!!!」と急停止。
同乗していた後輩は苦笑い。

いつもそうだ。

旅行の帰り、空港からのリムジンバスで荷物を預けたら
降車後に受け取るのを忘れて立ち去ってしまったこともある。

数分歩いてから思い出し、大慌ててバスまで戻ったら、
運転手さんが私の荷物を見つめて途方に暮れていた。

旅行の荷物の本体を忘れる人なんていないのだろう。

ちなみにこれは人生で2回やった。

小学生の頃から、荷物が2つ以上あると忘れがちだ。
傘、お弁当、靴袋・・・

駅弁を買った直後に忘れて食べそびれたこともある。

だから今回も、絶対に忘れるだろうという謎の自信のようなものがあって
渡された預かり札をポケットには入れず、ずっと手に握りしめていたのだ。
これなら忘れないぞ!と思ってね。

それなのに・・・

これ以外にも、自分はダメだと感じることが沢山ある。

読書に集中していると音が聞こえなくなり、電車を乗り過ごす。

初対面の人とうまく話せない。

褒めてもらったら嬉しいのに謙遜しすぎてしまう。

どれもこれも、その瞬間や、あとから振り返ったとき、
嫌で嫌で仕方がないと感じる。

迷惑をかけてしまった時には本当に申し訳ないと思うし
どうにかして直せないものかと思う。

それでも

そんな自分も嫌いではないのだ。

「またやっちゃったの!」と、親しい人に報告して、笑ってもらう。

「ちょっと疲れてるんじゃない?」と都合の良い解釈をし
少し高級なチョコレートとか買って、自分をいたわる。

「完璧な人間なんてつまらないよ」と、慈しむ。

そう考えられるようになったのは、きっと周りの人にそう接してもらってきたからだ。
(もちろん、ゴリゴリに叱られたり呆れられたりしたことも数知れず・・・)

だから私も、周りの人にそうやって、
大きな優しさ、寛大さを持って接していく。

みんな、みんな、愛おしい。

誠実さだけは忘れずに。

自分を嫌いな時期が長かったけれど、周りの人のおかげで、
いつからか自分でも自分を認められるようになった。

とはいえやらかした時にはやっぱりすごく反省するので
こうして文章をしたためるのである。

がんばろう。


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