放課後フラフープクラブ
最近、息抜きに職場のアルバイト H と、放課後フラフープクラブ(通称:フラ部)を始めた。
「どうせやるなら」と、フィットネス用の少々重量のある本格的なフラフープを購入。やる気だけはオリンピック選手。
最初の2、3回はふたりとも2秒で落っこちってしまい、あまりの出来の悪さに大笑いしながらも、子どもの頃の自分と比較し、年齢を感じずにはいられず少々落ち込んだ。年月とは恐ろしい。
しかし、4回、5回と回数を重ねた時、突然私の才能が開花した。
1分、2分と記録を伸ばし、ついに永久に回せるように。まさか自分にこんな才能があったとは。
私の成長をまざまざと見せつけられた H は
「まさかたかはしさんが回せるようになるなんて…!」
と、少々意味深なセリフを吐いて崩れ落ちた。
すまん H よ、私は先に行く。
その日から放課後フラフープクラブ(通称:フラ部)では、H の『フラフープ10秒記録達成』を目標に掲げ、H の血も滲むような特訓がはじまるのだった。
つづく?
サポートしていただけると感謝と感激と雨と霰で感情が大変にぎやかになります。これからの活動にどんどんもりもり使わせていただきます。