大切な人を守ると言うこと
「あぁ、またか…」
高齢者をターゲットにする屋根修繕の詐欺グループに、今回はこんな気持ちで済みませんでした。
よくあることなので
「うちは工務店なんですけど」
※本当
この言葉で逃げるように去って行くことがほとんどでしたが、今回は相手が悪質過ぎて、心が張り裂けそうになりました。
出て来た父や自宅を馬鹿にするような言い方に私も煽られたのは悪いのですが
※夕方の昼寝の時間に昨日は死ぬほど暑かったです
「警察に通報しますよ」
この言葉で相手が調子にのり、開き直った態度で
「これからがパーティーじゃないですか?楽しくやろうぜ」
私はこの時メガネをかけていなかったので、何も見えないはずなのですが、一瞬だけ千里眼のような危機管理能力が働き相手の遠くの顔がはっきりくっきり目に焼き付きました。
「角刈りのジャイアン」
本当に警察に通報しようか考えましたが、向かいの工務店の社長のいとこに直電して来てもらいました。
「○○さんのところでも今あってさぁ、この辺今車で回ってるのか…」
こんこんと話すと
「けいこちゃん怖かったのか😔」
私は詐欺などには遭ったことはありません
昔、渋谷を歩いていて絵の購入の勧誘にあいそうになったことはありますが💦
お金のない人や高齢者にこんなことをして何の得になるのかわからず父に訴えると
「勝手に上がりこんでテキトーに直してとんでもない額を請求するんだよ」
この話にも意味がわからず、悶々としてしまいました。
相手には何の意図があって利益があるのかが全く理解出来なかったのです。
「そういう悪い奴らがいるんだよ」
これって詐欺に遭った訳ではないんですが、心の泣き寝入りのようでした。
今朝起きた時、スージングタッチをしていると涙がハラハラと流れて来ました。
色々なことを思い出したのです。
30年近く前、バイト仲間の友人が、専門学校もバイトも彼氏も続かず私はお茶に付き合ったり、湘南平に夜中車で連れてってもらったりしたのに、最後に喫茶店で会った時の置き手紙にどうすることも出来ませんでした。
「エステサロンの研修が大変だけど○○○○に入ったら元気が出て来ました…」
彼女が入ったのは新興宗教です。
田舎からハタチそこそこで出て来てひとり暮らしをして、淋しいだけでは埋められない心の闇があったのでしょう
今ならそういう気持ちがわかります。
ずっと東京に住んでいて実家暮らしで精神的に困ったことのない私には、バイトも彼氏も学校も続かない気持ちも理由も、今の彼に出逢うまで理解することが出来ませんでした。
ただ一緒にいるだけでいい
気持ちに寄り添うだけでいい
見守ってくれるだけでいい
だけど
何かあった時は危険を察知してアドバイスをして欲しい
もう少し強くなりたいなと思いました。